タイツメーカーが良かれと思って自社製品をイラストレーターたちに発注して絵にしてもらったところフェミニストにぶっ殺された事件
タイツメーカー・アツギ株式会社の公式Twitterに対し、抗議の声が殺到。ネット上で「正直、気持ち悪いです」「とても不快だった」といった声が相次ぎ、不買運動にまで発展しているようです。
ことの発端は11月2日。この日はタイツの日ということで、タイツメーカーのアツギは公式Twitterにて自社製品をイラストでPR。この日のために複数のイラストレーターに依頼し、自社製品を着用した女の子を描いてもらったとのことで、「#ラブタイツ」のハッシュタグをつけてイラストを紹介していました。
しかし、このイラストに関して、ネット上で「性的搾取」といった声が浮上してしまいます。というのも、タイツやストッキングをPRする目的であるため、イラストの多くが脚を強調しており、中にはかなりきわどいものも。スカートをたくし上げる女子高生に『見てもいいからね』といったセリフをつけたり、スカートの中の下着まで描かれているものもあったのですが、これらのイラストにアツギ公式は『素敵なイラストばかりで、動悸がおさまらないアツギ中の人。みんな……めちゃくちゃ可愛くないですか………』とご満悦の様子でした。
女子高生がスカートをたくし上げて「見てもいいからね
」
アツギのタイツ絶対買わない pic.twitter.com/Q77TNfs13F— QY (@lowfatmilk72) November 2, 2020
参考記事:【香港】水着イラスト看板が「性的」と抗議を受けるも、その差し替えが「オモロイ」と話題に 日本だとどうなる? | TABLO
そして、この広告に批判の声が相次ぎ、Twitterなどでは「女性向け商品なのになんで男性向け絵でPRするの」といった声をはじめ、
「“女性がタイツを履く喜び”じゃなくて“タイツを履く女性を鑑賞する喜び”の表現になっているということは、主体性を女性ではなくそれを消費する男性においているということになぜ気づかないのでしょうか?」
「正直、気持ち悪いです。貴社のストッキング、タイツ好きでしたけど今回の企画ちょっと本当に気持ち悪いです。タイツは誰のためのものですか? タイツ履いてる女の子見て興奮する人のためのものですか?」
「アツギ製品は女性に寄り添うブランドではなく、タイツフェチの男性に寄り添うブランドなんだということがよくわかるPR。製品のターゲット外にアピールしてターゲットからは反感を買って、何がしたいんだろ。こういう反応になることも予想できないなら今の時代広報は務まらないと思う」
「女性が買って使用するものの企画を、女性が不快だと思ったのなら、企業の企画はどう見ても失敗。私もとても不快だった」
などといった声が寄せられていました。
イラスト自体は素敵なものばかりであったものの、それを企業のPRとして使うとなると不適切であったことは間違いないでしょう。
つい先日には、タカラトミーが公式Twitterにて不適切な投稿を行い、炎上したばかり。企業アカウントはもう少し慎重にSNSを運用してほしいものです。(文◎絹田たぬき)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
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