富士そばに食べる筋トレメニュー「筋肉もりもりそば」登場! 一杯あたりのタンパク質量28g、そばに含まれるルチンに着目
立ち食いそばチェーン「名代富士そば」に、筋トレサポートメニュー「筋肉もりもりそば」(税込み680円)が登場。11月6日(金)より、渋谷明治通り店と池袋東口店にて販売を開始します。
筋肉の成長に必要な栄養素を効率よく摂取
メニュー監修を務めたアスリートフードマイスターの今野善久氏によると、「『筋肉を増やすにはタンパク質を摂れ!』とよくいわれますが、せっかくハードなトレーニングをおこない毎食タンパク質主体の食生活を心がけても、タンパク質の消化吸収、筋繊維への栄養提供、再合成、すべての代謝に必要な栄養素がバランス良く整っていなければ、せっかくの努力も実り薄くなってしまいます」とのこと。
そこで、「筋肉もりもりそば」はタンパク質だけでなく、そばに含まれる抗酸化物質「ルチン」の摂取をテーマに開発。ルチンはタンパク質と一緒に摂ることで筋肉の分解を抑え、筋肉の再合成を促すため、効果的な筋力アップが期待できるといいます。確かに、最近はルチンを配合したプロテインバーなんかも見かけますよね。
メインのトッピングにはヤゲン軟骨の素揚げを100g使用。カルシウムやコラーゲンの含有量が多く、タンパク質量は100gあたり12.5gと非常に優秀。ほんのりスパイシーな味付けで、コリコリとした噛み応えある食感がクセになります。
さらに、ルチンの働きを活性化させるビタミンや、普段不足しがちなミネラルを含む食材として、ほうれん草、大根おろし、すりゴマをトッピングしています。
食べてみると最初の感想が「ぬるい!」だったのですが、これにも理由が。熱に弱い各栄養素の働きを損なわないように、あえて冷たいそばに温かい汁をかけた“ぬるい”温度で提供されているそうです。
一杯あたりの主な栄養成分値はエネルギー452kcal、タンパク質28g、脂質4.2g、糖質量66.7g。糖質量はそこまで低くないのですが、そばには食物繊維が豊富に含まれているので、血糖値が上がりにくいと言われています。
筋肉の成長に必要な栄養素を効率よく摂れるだけでなく、美味しくて満腹になれる、“筋肉メシ”としてもってこいの一杯でした。
コロナ禍で新たなターゲットに付加価値の高いメニューを
男性会社員をメインターゲットに、毎年、増収増益を続けてきた富士そばですが、新型コロナウイルスの感染拡大によって業界全体が打撃を受けた今年。企業のテレワーク導入により駅前に人が少なくなり、3月の売上は昨対比で8割、4月と5月は昨対比で4割にまで落ち込んだといいます。
そこで、今回の「筋肉もりもりそば」は新たなターゲットに向けて付加価値の高いメニューを提供しようと開発。
「筋トレ意識と実態調査」(森永製菓調べ)によると、新型コロナウイルスの感染拡大以降、外出自粛などの影響で成人の約6割が筋肉量や筋力の低下を実感していると判明。自宅で行う筋トレや運動の頻度は増えており、全体の8割以上、特に男性40代と女性20代、30代は9割以上増加したといいます。
コロナ禍で急成長した新たなターゲットを狙う戦略として、まずはジム利用者が多い池袋と渋谷の2店舗で販売をスタートしますが、反響次第では、来年の春から夏にむけて販売店舗を拡大していく方針としています。
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