ペニーオークションが摘発 10万人の会員のほとんどがbot(つまりヤラセ)
去年から問題になっているペニーオークションサイト。これは海外で流行り始めた形式のサービスでユーザーがコインを購入しそのコインを使って入札するという仕組み。国内サービスだけでも数十というサイトがオープンしており、数多くのユーザーが激安で商品を落札したという報告を受けている。
……もちろん報告だけで本当に落札したのかは不明。一時期はアメブロの芸能人ブロガーが一斉にペニーオークションを宣伝し問題になったこともあった(現在は削除されている)。そんなペニーオークションだが遅すぎる摘発が初めて行われた。ペニーオークションは以前から、「スクリプトが勝手に入札してるんじゃないの?」と言われていたが摘発されてその真実が明らかになった。
なんと10万人居るとされていた会員は全て架空のもので、勝手に作り上げられたもの。いわゆるbotと呼ばれる物で、一般ユーザーと競争させるために可動している。一般ユーザーはそんなbot相手に不正につり上げられた値段を上回らせるために再入札を繰り返しコインを消費しなくてはいけない。
最初は安く済むはずだったペニーオークションも相手が機械であっては太刀打ちできない。もちろんbotが持っている予算は無限であり、自然と運営側が儲かる仕組みになっている。
中にはbotがわざと競りに負けることもあるようだが、それは極めて希で最終的には運営がプラスになっているようなのである。
今回摘発されたのは『ワールドオークション』だが、その他のペニーオークションサイトも似たようなbotが仕組まれていると思って良いだろう。今回は詐欺容疑として摘発されている。
なお一般会員は10万人の内4000人程度だそうだ。
※画像はワールドオークションのウェブサイトより。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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