【セイボウ】全身青くメタリックなボディーの蜂がとってもカッコいい!!

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【セイボウ】全身青くメタリックなボディーの蜂がとってもカッコいい!!

昆虫界の宝石と呼ばれる蜂を知っているでしょうか。
それは、セイボウと呼ばれる蜂です。
なんとこのセイボウ、その全身がメタリックブルーという非常に特徴的な外見をしています。

 

このセイボウがやたらと格好いいので、みなさんにご紹介したいと思います。

 

セイボウとは

 

セイボウとは膜翅目セイボウ科の昆虫のことを指します。
画像からもわかるように、青く輝く体をした蜂です。

 

ここでは、まずそんなセイボウについて生息域や名前の由来などについてご紹介します!

 

 

 

種類の多いセイボウ

セイボウ自体は実は珍しい蜂ではありません。
世界中に広く生息しています。

 

世界には1,500種以上とも2,200種以上ともいわれる種類がいます。
日本だけでも実は数十種いると考えられているんだとか。

 

生息域は北海道から沖縄まで全国に広がっていますので、もしかしたら皆さんの身近な場所でその姿を見られるかもしれません。
気付いていないだけで服に止まったりしたこともあるかもしれませんね。

 

名前の由来は姿から

セイボウは漢字だと「青蜂」と書きます。
その名前の通りメタリックブルーの姿が名前の由来となっています。

 

また、学名の「Chrysididae」はギリシャ語で金を意味する「chrysisもしくはchrysid」が語源となっます。

 

他のハチに比べると体は約2mm~20mmと小さいものの、青だけではなく緑や藍、紫や赤などの色彩が合わさった色を持つ種もいます。
それぞれのセイボウごとに美しい金属光沢があり、まさにメタリックな色彩の蜂だと言えるでしょう。

 

そのことから「飛ぶ宝石」というあだ名もあるほどです!

 

 

 

セイボウは寄生バチ

 

「飛ぶ宝石」というあだ名もあるほど美しいしたセイボウは、他の蜂や昆虫などに寄生することで種の存続をしています。

 

イラガなどに寄生するセイボウ

蜂というと、巣をつくり花などの蜜を集める「ミツバチ」や、巣をつくり幼虫の餌とする他の蜂や昆虫を捕らえる「スズメバチ」などがいます。
どちらも、巣の中で生まれた幼虫を自分たちで育てます。

 

しかしセイボウは違います。
セイボウはターゲットにした昆虫に寄生させ、幼虫を育てさせるという特性を持っているのです。

 

寄生する方法は2つあります。
1つはイラガセイボウという種など、他の昆虫の卵に寄生する方法です。

 

イラガセイボウは名前の通りイラガという蛾に寄生するセイボウです。
イラガのサナギがいる繭に穴を開け、そこに卵を産み付けます。

 

繭の中で生まれたイラガセイボウの幼虫はイラガを餌として成長、成虫となって繭から這い出てきます。
成虫になろうと繭を作ったイラガには逃げる手段がありませんので、イラガセイボウに卵を産み付けられたら終わりという事ですね。

 

 

 

英名はその生態から

セイボウの英名は「Cuckoo wasp」といいます。
カッコウのような蜂という事です。

 

この英名の理由は、寄生する様子が托卵をする鳥「カッコウ」のようだというところからと命名されたそうです。
実はセイボウの2つある寄生方法の2つ目は、まるでカッコウのようなのです。

 

ミドリセイボウというセイボウは、ルリジガバチに寄生します。
ルリジガバチは毒を使いクモを弱らせると自分の巣に運びます。

 

そしてかろうじて生きている状態のクモに卵を植え付けます。
するとルリジカバチは新鮮な餌が目の前にある状態で生まれてくることができます。

 

ところが、このルリジカバチに寄生するミドリセイボウがいると話は別です。
ルリジカバチが卵を産んで巣から去ると、ミドリセイボウがどこからともなくやってきて、自分の卵を産んでいきます。
すると、先に卵からかえったミドリセイボウの幼虫は、ルリジカバチの卵を壊したり食べてしまいます。

 

こうして競争相手がいなくなったミドリセイボウの幼虫は、ルリジカバチが自分のこどものために用意した毒で弱ったクモも食べて成虫になっていくのです。

 

先に生まれたカッコウがホオジロやモズの卵を巣から落として競争相手がいない状態するというのとまったく同じことをミドリセイボウは行っているのです。
正にカッコウのような蜂ですね。

 

セイボウの特徴

 

セイボウは蜂ということもあり、毒があるのでしょうか?
寄生すること以外の、セイボウの特徴に関してご紹介します。

 

毒針は無い

セイボウは他の蜂とは違い、毒針は持っていません。
毒の有無にかかわらず針もありませんし、スズメバチのような凶暴な性格もしていませんので、人間が近寄ったからと言って襲ってくるようなことは無いそうです。

 

ただし、産卵管から分泌される液体によって腫れたり、産卵管自体が人間の肌に刺さることはあるので、触れる際には注意が必要です。

 

死んだふりをする

蜂が襲われた際には、持ち前の毒針などを使って反撃します。
しかし、セイボウは毒針を持たないため、攻撃手段が豊富とはいえません。

 

では、セイボウが襲われた時にはどうするのでしょうか。
その際は死んだふりをしてやりすごすんだとか。

 

体を2つに折り曲げて死を偽装することで天敵から逃れるのですが、死んだふりをする蜂というのは珍しいそうです。

 

成虫の食事

セイボウの幼虫は寄生した相手を食べて育つので肉食性ですが、成虫は何を食べて生きているのでしょうか。

 

セイボウの多くは、花から蜜を吸うことで生きているとされています。
このように肉食からの蜜食への変化は、スズメバチなどにもありますので、他の蜂と共通している点もしっかりあるのです。

 

まとめ

セイボウはメタリックブルーの体を持つ宝石のような蜂で、その名前の由来も見た目から来ているとされています。
その姿から「飛ぶ宝石」と呼ばれることもあります。

 

他の蜂や昆虫に寄生することで、卵を育てる寄生蜂の一種です。
寄生方法としては、他の昆虫のサナギなどに穴を開けてその中に卵を植え付ける方法と、他の蜂が卵を産んだ巣に侵入し卵を植え付ける方法があります。
どちらの寄生方法をとるかは種類によって変わってきます。

 

セイボウには毒針や強靭なあごが無いことから、襲われた場合は死んだふりをすることでやり過ごします。

 

日本にも生息しているので、もし見かけることがあればその美しさを観察してみてくださいね。


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