【話題】安倍晋三首相との「JRトラブルが招いた出会い」を元ライブドア社長が語る

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安倍晋三首相(65歳)が突如として辞任を発表し、日本中が騒然となった。自身の健康状態を考え、今後は養生が必要と判断したのだろう。今まで安倍首相を批判していた人たちも、今回の辞任には同情しているようだ。

・安倍首相と短い鉄道の旅をしたことがあった

そんな安倍首相の辞任が報じられ、彼との思い出を語る人物がいる。元ライブドア社長であり、小僧com代表取締役会長の平松庚三氏(74歳)である。かつて平松氏は、JRのトラブルにより、安倍首相と短い鉄道の旅をしたことがあったという。

・指定席の番号は「安倍首相が乗る車両」

ライブドアの社長として多くのマスコミから追いかけられていたときのこと。高松市に滞在していた平松氏がJR高松駅から列車に乗ろうとしたところ、SPたちから「乗れない」と言われたという。その車両には安倍首相が乗るからだ。しかし切符に書かれた指定席の番号は「安倍首相が乗る車両」を記している。

JRのミスで、貸切車両の切符を平松氏に販売していたのだ。そして、平松氏と安倍首相の短い旅が始まる……。以下は、平松氏が自身の公式Facebookに掲載した安倍首相との思い出である。

・安倍さんとの小旅行

「その日ボクは高松から松山に行く予定で高松駅にいた。だが駅の改札口からホームに行こうとして一瞬怯んだ。ホームにはカメラやマイクを抱えた20人ほどのメディアが集まっているのが見えたからだ。ボクは本能的に隣のホームの売店の影に隠れそこから様子を伺った。その当時、ボクはライブドアの社長として、自宅も六本木ヒルズのオフィスも毎日早朝から深夜まで大勢のメディアに囲まれていたから、メディアに追われることは理解していたが、まさか高松まで追いかけられるとは思わなかった。
とっさに東京で非常事態が起きたと思った。誰かがまた逮捕された? 死んだ? 上場廃止? など悪いことばかり考えた。だが隣のホームを良く観察すると、メディアばかりか、かなりの数の警察官の姿も見えた。また考えた。新聞記者に追いかけられることはあっても、警察に追いかけられる事はなにもしてないはずだ、と。ボクは近くの駅員にあの騒ぎは何かと聞いた。駅員は「安倍総理がうずしおに乗車されるのです」と言った。ボクは勝手に自分のことと考えていたことに苦笑いして首を振りながら特急うずしお1号車の乗車口に行った。ところが乗車しようとすると駅員から「この車両には乗れません」と言われた。ボクは切符を見せて「これはこの列車でいいんですよね」と言った。駅員はボクの切符をしげしげと眺め、長い間考えていたがやげて上司を呼んだ。警察官も来た。3人はボクの切符を時間かけて眺めた後この切符はどこで入手したのかと聞いた。ボクは笑いながら「買ったに決まってるじゃないですか」と言った。警察官がどこでいつ買ったのかと聞くからちょっとムッとしてま「昨夜ここで」と答えた。そのうち騒ぎに気づいたメディアが集まってきた。何人かが「ライブドア」とか「平松さんだ」とか言っているのが聞こえた。その後も駅員と上司と警官はどこかに電話したりしていたが、切符は本物と判断したらしく「どうぞご乗車下さい」と釈放してくれた。ところが乗車すると車内の後ろにいた目つきの悪いのが二人すっ飛んできてこの列車には乗れないという。ボクはもうかなりうんざりしていたので、後ろにいた警官に「あんたから説明してあげて」と言った。SPは警官の話を聞きながら何度も切符とボクの顔を見比べていたがやっと納得して後部の指定の位置に戻った。数分後に安倍首相が現れた。ボクが「こんにちは」というとちょっと驚いた様子だったが、一緒にいた秘書官がなにか耳打ちするとニコニコと頷いて握手してくれた。安倍さんの席は通路を挟んで隣だった。「いろいろ大変ですね、ご苦労様です」とボクがいうと安倍さんは「平松さんの方がもっと大変ではないですか」と笑った。それから松山に着くまでの3時間のうち最初の30分くらい二人でいろいろ話した。特急うずしおのグリーン車は1両のうち半分で、残りが普通の指定席。何人もの官邸スタッフが出入りして安倍さんと打ち合わせをしていた。安倍さんはけ車内でもけっこう忙しそうだった。ボクはメールをチェックした後ずっと寝ていた。それにしてもJRのシステムはお粗末だった。日本の総理大臣が国内を移動する時はその車両は全て貸し切り、その車両のキップの発売を停止する。ところがシステムがまったくセキュリティープログラムに対応しておらず、誰でも切符が買える状態になっていた。もう今ではこんな事は起きないと思うが、その切符を買ったのがボクでよかったとつくづく思います。笑 松山駅でボクたちはまた握手をして「お互いに頑張りましょう」とエールを交換して別れた。それにしても今となっては総理大臣と二人だけで3時間も密室にいたのに写真も撮らず、名刺も交換しなかったのが残念でしかたないです。ボクも余裕がなかったな。笑 安倍さん、お疲れ様、お身体を大切に」

・あえて他の車両に移さなかった?

本来ならば「違う車両に変更してください」と言われてもおかしくない状況だと思われるが、乗る人物が平松氏だったので、信頼できる人物だと考え、あえて他の車両に移すことはしなかったのかもしれない。

・若い世代に負けないパワフルな日々

平松氏は非常に魅力的な人物だ。さまざまな分野に対して知見が広く、今もなお若い世代に負けないパワフルな日々を送っているようだ。今後、ふたりの対談や新たな展開があるかもしれない!?

もっと詳しく読む: 安倍晋三首相との「JRトラブルが招いた出会い」を元ライブドア社長が語る(バズプラス Buzz Plus) https://buzz-plus.com/article/2020/08/28/abe-hiramatsu-jr-news/

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