九州北部の名物「かしわうどん」をJR小倉駅構内で食べてみた

JR小倉駅の構内で「かしわうどん」の看板が目についた。駅のホームや構内にあるいわゆる「駅そば」には、名古屋ならきしめんなどご当地らしさが今も感じられる中、かしわうどんは初めて見た。しかも「北九州名物」「小倉自慢」とある。

 

今回チャレンジしたのは、小倉駅構内の連絡通路にある「玄海うどん」だ。

駅そば定番の立ち食いスタイル。お昼時というのもあって、客足は途切れることなく、老若男女問わず次々と客がやってきて、カウンターはあっという間に埋まった。最もシンプルなかしわうどんは、1杯380円（税込）

食券を買ってカウンターに立ってしばらく待つと、熱々のかしわうどんが目の前に置かれた。具は、刻みネギとわかめ、そして、鶏のかしわがたっぷりはいっていた。

うどんの太さは普通でコシもあまりなくてやわらかく、鶏肉の出汁もなかなかの味わい。そこに、そぼろ（かしわ）が絶妙に合う。滞在15分ほど。小腹を満たし、次の電車に乗るためのホームへ向かった。

かしわうどんは、福岡県をはじめとした九州北部の定番料理とのこと。さらに調べると、鶏肉の甘い出汁、そして、この地方の方言でかしわと呼ぶ鶏肉の細切れのそぼろがうどんの上に乗っているとのこと。駅では、小倉駅だけでなく、鳥栖駅、折尾駅などにもあり、しかも、駅ごとに味や風味が違うという。小倉駅の構内にある4店舗をめぐる“うどん通”もいると聞く。

今の時代も安い、早い、美味い「駅そば・駅うどん」めぐりはいかが？

(Written by AS)