有田芳生参議院議員が横田滋さん子息の政治家・メディア批判発言に「残念です」とツイート⇒「黙っていろということか」「言論弾圧」と非難集まる
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による拉致被害者の横田めぐみさんの父親で、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の代表を務めた横田滋さんが2020年6月5日に亡くなり、妻の早紀江さん、息子の拓也さんと哲也さんが会見を開き、哲也さんが「40年以上何もしてこなかった政治家や、北朝鮮が拉致なんてするはずないでしょと言ってきたメディアがあった」「安倍総理、安倍政権は動いてくださっています。やっていない方が政権批判をするのは卑怯です」と発言。「拉致問題に協力して、様々な覚悟で動いてきた方がおっしゃるならまだわかるが、ちょっと的を射ていない発言をするのはやめてほしいと思います」と苦言を呈しています。
「これからも安倍総理とともに解決を図っていきたい」「的を射ていない発言をするのはやめてほしい」#横田めぐみさん の弟・拓也さんと哲也さん#拉致問題 #北朝鮮#横田滋さん https://t.co/sUcGxNTdUP
— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) June 9, 2020
立憲民主党所属の有田芳生参議院議員(@aritayoshifu)は、Twitterで滋さんと早紀江さんについて「被害者の憤怒は当然ですが、政治的発言はしない。それが横田滋さん、早紀江さんの高貴な人格です」と追悼ツイート。
横田滋さん断章。
④ 滋さんからのお手紙を読み返していました。「断腸の思い」とは横田夫妻の人生にこそ当てはまる表現でしょう。「私たちはお願いするしかないんです」。何度も聞かされた言葉です。被害者の憤怒は当然ですが、政治的発言はしない。それが横田滋さん、早紀江さんの高貴な人格です。 pic.twitter.com/ipnIbMqBuZ— 有田芳生 (@aritayoshifu) June 9, 2020
滋さんからのお手紙を読み返していました。「断腸の思い」とは横田夫妻の人生にこそ当てはまる表現でしょう。「私たちはお願いするしかないんです」。何度も聞かされた言葉です。被害者の憤怒は当然ですが、政治的発言はしない。それが横田滋さん、早紀江さんの高貴な人格です。
その上で、ユーザーからのリプライに対して、哲也さんの発言について次のように返しています。
横田滋さんが「絶対に言ってはいけない」と基本にしていたことを息子さんが破りました。被害者家族の政治的発言は北朝鮮を挑発するだけです。これで日朝交渉は重ねて動きません。残念です。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) June 9, 2020
横田滋さんが「絶対に言ってはいけない」と基本にしていたことを息子さんが破りました。被害者家族の政治的発言は北朝鮮を挑発するだけです。これで日朝交渉は重ねて動きません。残念です。
このツイートには、「“絶対に言ってはいけない”というソースは?」といった疑問や「黙っていろということか」「拉致被害者家族に対する言論弾圧」「横田家を政治利用している」といった非難が噴出。また、拉致被害者の蓮池薫さんの実兄である透さんによる「安倍首相責任を取ってください!と叫ばなければなりません」というツイートを有田議員がRTしていることに関して、「あのツイートは政治発言ではないのか」という質問も寄せられていました。
※画像はTwitterより
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1270354538411593730 [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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