カメラ撮影のトリックでこんなにも現実が歪められます

日本のニュースを見ていると、なぜかどのマスメディアも同じようなニュースばかりなのが常々不思議であります。ウェブメディアと対抗していかなくてはならない現実があるからか、なぜか“視聴者受けする映像”ばかり流している気がする今日この頃です。

【関連記事】賑わう戸越銀座商店街の光景はメディアの意図的な撮影方法によるものだった? 地元住人の検証ツイートが話題に
https://getnews.jp/archives/2496372[リンク]

先日も上記記事のように、あえて真実ではないことをあたかも事実のようにメディアが伝えることがあることが判明しました。こういった事実の歪曲は日本のメディアに限った話ではないようです。

https://twitter.com/baekdal/status/1254460167812415489
こちらはデンマークのニュースサイトが掲載した2枚の写真。左が望遠レンズで撮影したものです。

社会的距離の確保(Social Distancing、ソーシャル・ディスタンシング)などお構いなしで、日本の行列のように人々が並んでいるように見えます。ところが広角レンズで撮影した右の写真を見ると、実際はきちんと社会的距離を保った状態で人々が並んでいることがわかります。

左の写真はメディアがなんらかの意図をもって報道した事実の歪曲であり、右の写真が歪曲された事実の裏に隠されている“真実”となります。

https://twitter.com/baekdal/status/1254695503381528578
並んでいる人たちが違うという指摘に対する検証ツイート。服装や持ち物から同じ人たちを撮影した写真であることは間違いなさそうです。

https://twitter.com/heidits/status/1254633094059098113
ノルウェーのメディアも同じような写真を掲載したとのツイート。

メディアとすれば「密集するな」「こんなんでは新型コロナウイルスの終息なんてないぞ」というメッセージを伝えたかったのでしょう。

とはいえ、私たちは「自分の目で見たものを信じやすい」という習性があるので、常に「本当かな」と疑ってかかるほうがいいのかもしれませんね。

※画像:Twitterより引用
https://twitter.com/baekdal/status/1254460167812415489

(執筆者: 6PAC)

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