入会費1万1000円の有料会員制プログラム「成城石井メンバーシップ」の現状は?

スーパーマーケットの成城石井が展開する、有料会員制プログラム「成城石井メンバーシップ」をご存知でしょうか?

成城石井メンバーシップの入会費は税込1万1000円。2024年に成城店で開始され、2025年8月からは柿の木坂店、自由が丘店、池尻大橋店、浜田山店、青葉台店が加わり、計6店舗で展開されている会員制プログラムです。

同社マーケティング部の中村拓博部長とマーケティング戦略課の神谷亜紀子課長に、成城石井メンバーシップの現状を伺いました。

ーー現在の会員数は何名程度でしょうか?

成城石井:第2期の入会者数は着実に増えており、現状では1200名を超えております。

ーー会員はどういった方が多いのでしょうか?

成城石井:募集対象店舗によってバラツキがありますが、平均すると女性が7〜8割、年齢層は40代〜60代です。会員様の職業や年収は分かりません。

ーー対象店舗を少しずつ拡大している理由は?

成城石井:第1期を成城店で展開した際に、会員様向けのアンケートでは8割以上が満足(※やや満足含む)と回答するなど、大変ご好評いただいたことから、今回の対象店舗拡大にいたりました。

段階的な拡大の理由といたしましては、 店舗ごとにタイプや客層が異なる成城石井にとって、お客様の特性を把握しながら最適なサービスを提供していく必要があると考えているからです。

第2期の対象店舗は、成城店に加えて同店と商品カテゴリー別売場構成や売上構成が類似していながらも、客層についてはより広がりを持たせることで、将来的に本プログラムをさらに拡大していくにあたり参考となるデータが取得できそうな店舗として5店舗を追加しています。

ーー会員からはどういった声が届いていますか?

成城石井:「会員プログラムを待ち望んでいたので嬉しい」というお声をいただいております。一方で、第2期からは板カードを廃止してアプリに移行したため、スマホ操作に不慣れなお客様からは、利用方法に関するお問い合わせを頂戴することもございます。

ーー入会費を1万1000円(税込)に設定した理由や根拠は?

成城石井:本プログラムの運営費用だけでなく、会員様のロイヤリティ向上による将来的な売上増も見据え、総合的に算出した結果といたしまして、現在の金額を設定しております。

入会費につきましては、第2期メンバーシップのサービス対象期間の2025年8月22日~2026年8月31日に係る費用となっております。

ーー成城石井メンバーシップを導入したメリット/デメリットは?

成城石井:本プログラムは、成城石井の原点ともいえる成城店から始め、弊社顧客ごとの購買データなどをマーケティング的な観点で分析していくことで、よりお客様に適したサービスを提供することを目指します。

そのサービスを通してお客様のロイヤリティを向上、さらにはロイヤルカスタマーを育成していくことによってお客様と成城石井との持続的な良好な関係づくりを目的としております。

当社側のメリットといたしましては、お客様の購買データが可視化される点です。購買データを集め、分析することによって、一層お客様に寄り添ったサービスの開発と提供につながると考えています 。

デメリットを挙げるとすれば、満足度の高いサービスを開発していくための人的リソースの配分、店舗タイプが拡大した場合であっても高水準なサービスレベルを担保していくための体制づくりなど、相応のコストを配分していく必要が予測されることです。

ーーありがとうございました。

成城石井メンバーシップ 入会のご案内
https://seijoishii.com/pages/seijoishii_membership_2025[リンク]

「成城石井 オリジナル保冷バッグ」など様々な入会特典も用意されている成城石井メンバーシップ。今後の動向が注目されます。

※画像提供:株式会社成城石井

(執筆者: 6PAC)

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