【ひろゆき】ハンコとITは、どちらが人を救うか?

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こんにちは。4年ぐらい前からリモートワークだったりするひろゆきです。

今まで自分がやったことがないことを「やれ!」と言われた時は、上手くやってる人を真似するのが効率がいいです。
「下手の考え休むに似たり」とか言いますが、適切な判断をするのに必要な情報が手に入っていない段階では、正しい判断をするのが難しいのですね。

「世界中で新型コロナウイルスの感染が増えています」と書くと、「そうだよね~」という感想になる人が多いと思いますが、感染者の急激な拡大を抑えてる国もあります。シンガポール、香港、韓国、台湾、ドイツ、中国です。
つまり、うまく行ってる国を真似すれば、日本も感染者数の増加が抑えられる可能性があるわけです。

コロナウイルスの3日当たりの新規感染者は、1000人を超えたあたりから急激に増え始めます。

新型コロナウイルスは、WHOによると1人の感染者が1.4人から2.5人ぐらいに移すといわれています。
単純計算ですが、一週間で二人づつ感染するとします。
感染者が少ないうちは、1週目が1人だと、2週目に2人、3週目に4人、、、で7週間後は128人の感染者がいることになります。
日本全国で感染者を扱えるベッド数は4/17時点で約6000床と言われています。
6000のベッドに対して128人の感染者なので、余裕で対処出来ますね。
ところが1000人が感染してると、7週間後は12万8000人です。

こうなると、ベッドが足りないので、入院出来たら助かっていた人も助からなくなります。
4/17時点での日本のコロナウイルスの感染者の死亡率は1%と言われています。
医療崩壊している、スペイン、イタリア、フランス、イギリスの死亡率は10%を超えています。
厚生労働省の専門家チームは、最悪の場合、日本ではおよそ40万人以上が死亡すると発表しています。

感染者数を減らしてる国に共通してるのは、ITを活用して他人や感染者との接点を無くそうとしてることだったりします。
韓国は、感染者のGPS情報を使って、どこに居たのか?というのを把握することで接触者を抑え込む仕組みを取っています。
香港は位置情報が取れる腕輪を配って、スマホで管理しています。
シンガポールは、感染者が自宅にいるかどうか、定期的に写真を送らせたり、感染者が近づくと警告してくれるアプリを導入したりしています。
台湾は、携帯電話会社が感染者の位置情報を政府が受け取れるようにしています。
ドイツは、スマホでの管理はしていませんが、テレワークがやたらに普及していて、ドイツ連邦銀行の総裁が基本はテレワークで、出勤は週一回だそうです。
日本でいう日本銀行総裁の黒田さんがテレワークで働いてる感じですね。

さてさて、4/17に台湾が新規感染者ゼロを達成したそうです。
台湾では、感染者や濃厚接触者、海外から戻った人は、14日間隔離されます。
隔離されてる間は、約3600円支給され、役所の人が食べ物などは届けてくれるそうです。
そして、14日間の隔離が終わると、5万円ぐらい貰えるそうです。
感染した可能性のある人が、隠すよりも申告して隔離されたほうが得になる仕組みですね。
ちなみに隔離に従わなかった場合は、約350万円の罰金だそうです。

さて、日本だと、テレワークの障害として「書類にハンコを押すために会社に行かないといけない」というのがあります。
日本では、どんな書類でもとりあえずハンコを押すという文化があります。
新型コロナウィルス感染症対策特例措置用の雇用調整助成金申出書にはもちろん印鑑を押す欄があります
そして、タイムカード等の書類が必要で、窓口にもっていくか、郵送の提出になります。

メールでの申請を受け付ければ、わざわざ人間が電車に乗ったりして、ハローワークや郵便局まで足を運ぶ必要はなくなります。
そして、ハンコを押さなくて良ければ、会社に行かないので、リモートワークをしてるスタッフが提出することが出来ます。

こんな誰でも思いつくことが何故実行されないのか?というと、日本の竹本直一IT担当大臣は、はんこ議連の会長です。

接触8割減が達成出来ないと、日本は医療崩壊を起こして、多数の被害者が出て来る可能性が高いです。
しかし、竹本直一IT担当大臣と任命した安倍首相は、人命よりハンコを選んだようですね。

IT化を進めるのと、ハンコを残すのは、どちらがより多くの命を救いますか?

https://www.asahi.com/articles/ASN4G6D4CN4GUTFK00W.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200415/k10012387961000.html
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041500944

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ひろゆき

1年の1/3ぐらいは日本以外のどこかに居ます。

ウェブサイト: https://twitter.com/hiroyuki_ni

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