日本海溝海底地震津波観測網がインターネット上で注目集める

日本時間の2025年7月30日に発生した、カムチャツカ半島地震。その影響なのか、日本海溝海底地震津波観測網「S-net」がインターネット上で注目を集めています。

東日本太平洋沖の海底にケーブルを設置

日本海溝海底地震津波観測網として、根室沖から千葉沖にかけて、東日本太平洋沖の海底にケーブルを設置。リアルタイムで観測データを取得しているとのこと。

<日本海溝海底地震津波観測網の解説 / 公式サイトより一部引用>

「地震計と水圧計が一体となった観測装置を海底ケーブルで接続し、これを日本海溝から千島海溝海域に至る東日本太平洋沖に設置し、リアルタイムに24時間連続で観測データを取得します。観測装置は150カ所に設置し、ケーブル全長は約5,500kmになります。海溝型地震や直後の津波を直接的に検知し、迅速かつ確実な情報伝達により被害の軽減や避難行動などの防災対策に貢献することが期待されます。海域の地震像の解明のためにも海底における観測データは必要不可欠です」

「1つの観測システム(サブシステム)は、平均約25の観測点(観測装置)を概ね30km間隔で網の目状に設置しています。ケーブル全長は約800kmです。 水深1,500m以浅の漁業操業海域では、海底に深さ1m程度の溝を掘り、その中にケーブルと観測装置を設置します。沿岸や浅部ではケーブル保護のため外装ケーブルを使用しています」

このシステムが我々の生活を支えていると言っても過言ではない

日本海溝海底地震津波観測網の観測データにより防災対策に寄与。ひとりひとりの命を守ることに繋がっている。

ふだんの生活では知りえないシステムかもしれないが、このシステムが我々の生活を支えていると言っても過言ではないだろう。


※記事画像は国立研究開発法人防災科学技術研究所・海底地震津波観測網公式サイトより

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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