免疫力UPでウイルス対策！知られざるマイタケパワーとは？

国内外で拡大している新型コロナウイルス感染症。様々な「輸入感染症」へのリスクが懸念される昨今では、より個々での対策を行うことが求められるのは言うまでもない。

「雪国まいたけ」はこのような状況を踏まえて、感染症リスクの啓蒙を目的としたメディア向けラウンドテーブルを3月26日に開催した。

ラウンドテーブルでは数々の食品で感染症予防効果を研究する、中部大学大学院工学研究科 客員教授 林京子氏が登壇。ウイルス感染症を抑えるための戦略やマイタケの有用性について紹介された。

我々人間がウイルスに感染した場合、そのウイルスの力が勝っている場合は「発症」し、生体の力が勝っていると「無症状」となる。

感染症対策として、ウイルスの力を押さえ込む「抗ウイルス剤」や「ワクチンの投与」が考えられるが、免疫機能の増強を図り「生体の力を強める」ことも重要と林氏は説明。この免疫機能は10代でピークを迎え、20代前半から感染リスクが上昇する傾向にあるという。

高齢化社会や食生活の欧米化などによって疾病や医療費の増加が問題となっている近年の日本。林氏はこれらの背景から食の機能性に着目。マイタケの健康に寄与する成分について研究を行った。

林氏はマイタケの効果を評価すべく、マウスノロウイルス、A型インフルエンザウイルス、単純ヘルペスウイルスによる感染症を分析。ウイルスを接種したマウスにマイタケの乾燥粉末を与えたところ、ウイルス量の減少が見られた。さらに免疫機能正常群、低下群ともに高い抗体量を示したという。

さらにA型インフルエンザウイルス、単純ヘルペスウイルスについてもマイタケ乾燥粉末を投与した実験を実施。マウスノロウイルス同様にウイルス量の抑制や症状の抑制・改善効果が見られたとのこと。

マウスで行った実験をヒト（成人60kg）へ換算すると、マイタケを毎日150g摂取することでウイルスに対して一定の効果が期待できると言える。また効率よくマイタケの栄養素を摂取するためには空腹に食べるのが良いとのこと。

「料理をする時間がない場合は、マイタケを粉末にした錠剤などを利用するのもオススメです」（林氏）

雪国まいたけでは、定番のメニューにまいたけをプラスすることでおいしくヘルシーな生活を楽しむ「まい足し」を推奨。まいたけには肉を柔らかくする酵素や、旨味成分であるグアニル酸やグルタミン酸が豊富に含まれている。いつもの料理を簡単にワンランク上の味に仕上げることも可能だ。

毎日料理する時間がない場合にはマイタケから作られたサプリもオススメだ。「雪国まいたけの粒」はマイタケを乾燥・粉砕。高濃度のマイタケサプリとして人気だ。食生活が乱れがちな人や食物繊維が不足しがちな人に好評を博しているという。

連日報道されている新型コロナウイルスをはじめ、さまざまな感染症対策が求められる今日この頃。まずは食生活から見直して、健康的な身体作りを目指してみてはいかがだろうか？