あの土地に“埋めれば”生き返る――S・キング原作の禁忌ホラー『ペット・セメタリー』ブルーレイ&DVD 5月発売[ホラー通信]
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2020年1月に日本公開された、スティーヴン・キング原作のホラー映画『ペット・セメタリー(2019)』。本作のブルーレイ&DVDが2020年5月22日(金)にリリースされる。
執筆したキング自身が、そのあまりの恐ろしさに出版をしばらく見送ったといういわくつきの小説「ペット・セメタリー」。幼い子供を事故で亡くした父親が、死んだ生き物を蘇らせる不思議な土地の力を借りて、我が子を蘇らせてしまう。しかし、蘇った我が子は恐ろしい変貌を遂げていた――。子供の死を受け入れられない親が“禁忌”に触れてしまう様を描いた、あまりにも哀しいホラーだ。
1989年にメアリー・ランバート監督によって初めて映画化され、キング映画の中で当時最高の興収を記録。92年にその続編『ペット・セメタリー2』が製作されている。そして、ジェイソン・クラークやジョン・リスゴーというキャストを迎え、30年ぶりに再び映画化されたのが本作『ペット・セメタリー(2019)』。監督・脚本は、『セーラ 少女のめざめ』のケビン・コルシュ&デニス・ウィドマイヤーが手掛けている。
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原作と89年の映画版では、父親が蘇らせてしまうのは2歳の息子だった。今作では、それを8歳の姉エリーへと変更。自分の気持ちを言葉で語ることができる年齢の子供へと変更することで、“蘇った死者”との言葉でのコミュニケーションが可能になり、新たなドラマが生まれている。生前の無垢なエリーと、蘇ったあとの別人となったエリーを演じ分けたジェテ・ローレンスの堂々たる演技も見どころだ。
ブルーレイ&DVDには、「もうひとつのエンディング」「未公開&追加シーン集」などの映像特典が収録されている。
『ペット・セメタリー』
5月1日(金) 先行デジタル配信開始
5月22日(金)ブルーレイ&DVDリリース/同日レンタル開始
場面写真
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