マクロス30周年記念プロジェクト『STUDIO MUSIX マクロスナイト』製作発表記者会見
9月4日、都内某所にて10月7日(日)21時からアニマックスにて放送される『STUDIO MUSIX マクロスナイト』の製作発表記者会見が行われた。『STUDIO MUSIX』とは、アニマックスで放送中のアニメソング中心の音楽番組。毎月注目のアニソンアーティストをゲストに迎え、生演奏、フルコーラスで生ライブを行うなどアニソンの魅力を十二分に味わえる番組だ。番組の司会は、『マクロスフロンティア』シェリル・ノームの歌を担当したMay’nさん。
今回は、マクロス30周年記念として「マクロスナイト」と題したマクロス特集を放送する。『マクロスフロンティア』で歌姫シェリル・ノームの歌を担当した番組司会のMay’nさんをはじめ、同じく『マクロスフロンティア』のランカ・リーを担当した中島愛さん、『マクロス7』で熱気バサラのボーカルパートを担当した福山芳樹さん、ミレーヌ・ジーナスを担当したチエカジウラさん、さらに『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のリン・ミンメイ役の飯島真理さんがロサンゼルスからVTR出演するという豪華な番組となっている。30周年ということでマクロスシリーズには幅広い年齢層のファンがいると思うが、どの世代のマクロスファンにとっても見逃せない内容であることは間違いないだろう。
世代を超えた“マクロス”への想いを語る
会見にはMay’nさん、中島愛さん、福山芳樹さん、チエ・カジウラさんの4名が出席され、それぞれの“マクロス”との出会いや、“マクロス”への想いなどが語られた。
May’nさんは「本当に私のアーティストとして最初のきっかけとなった作品なので、すごく大切な作品ですし、後にフロンティアだけでなくこうやってたくさんの先輩ともご一緒していただけるのはやっぱりマクロスシリーズという偉大な作品ならではのことだと思うので、本当に素晴らしい作品に出会えたなと思います」と、アーティストとしての原点であることを語った。
中島さんも、初めての作品がマクロスフロンティアであったことをこのように語った。「私もマクロスフロンティアで初めてランカ・リーという役に出会って中島愛としてもランカ・リーとしてもこの作品がデビュー作なんですけど、本当にかけがえのない大切な大切な人だったり、歌、そして作品本当に素晴らしい出会いに恵まれてこうしてやってこれたなと思います。何にも変えられない宝物ののような作品ですし、これから何十年経ったとしても私が演じさせていただいたランカ・リーというキャラクターと一緒に人生を歩んでいくんだろうなと思います」。
唯一の男性である福山さんからは「僕はデビューして21年になるんですけど、こんなに長く続けていられたのも、マクロス7と出会えたことにほかならないです。熱気バサラは今でもミュージシャンとしての理想像だと思っています」と言う熱いコメントを頂いた。
カジウラさんは「当時はソロのデモテープを作りながらデビューに向けて活動していたんですけど、デビューするまえにマクロスに出会ってこんなに長いお付き合いになるとは正直当時思っていませんでした。マクロスFがあって、Fの人世代のたちがまた7に戻ってきてくれたりとか、そうやってどんどん十数年経つのに進化して言ってるっていう素晴らしい作品に関わったんだなって、年がたつにつれてどんどん感じています」と、30年続くシリーズならではの感想を語った。
福山「マクロスの歌は全力で歌う!」
続いて記者から「マクロスシリーズの歌を歌う際の意気込みは?」と「マクロスシリーズの楽曲で思い入れのある曲は?」という質問がなされたので、回答をまとめて紹介する。
May’nさん「自分の曲は自分の経験を入れて歌うことが多いんですけど、シェリル・ノームの曲はラブストーリーだったらアルト君のことを私も好きになって歌うというのを意識していました。思い入れのある楽曲は、“ダイアモンドクレバス”です。本当に私自身ここからはじまりました。色々な国で歌わせて頂くことがあるのですが、この曲を日本語でみんな歌ってくれていて、マクロスのテーマである歌で銀河を救うというのが本当にできるんじゃないかなって思います」。
中島愛さん「私は“ランカ・リー=中島愛”というアーティスト名だったので、ランカでありながら自分という不思議な立ち位置でした。自分とランカの中立でもなく、どちらでもない独特な立ち位置で歌えたらと思っていました。思い入れのある曲は、“愛・おぼえていますか”です。初めて観た作品であったり、ランカ・リーのオーディションの課題曲であったり、初めてレコーディングした曲も菅野よう子さんがアレンジした“愛・おぼえていますか”でした」。
福山芳樹さん「歌うにあたっての心がけというのは、全力で歌うことです!というのもオケを聞いてびっくりするぐらいキーが高くて、全力でなければ歌えなかったんですよ。当時いっぱいいっぱいでしたが、今でも全力で歌うのが9割。1割は歌詞を間違えないことです。僕がマクロス7のバサラ役に決まったその日に車を走らせながら、宇宙で歌を歌うというのはどういうことなんだろうっていうのを考えてました。その時に作った“MY SOUL GOR YOU”っていう曲が一番印象に残っています」。
チエ・カジウラさん「歌い始めた時、ミレーヌは14歳でした。14歳のときのちょっとやんちゃで、きっとバサラのことが好きだろうなと思いながら作詞とかもしたんですけど、片思いだけど気持ちを伝えられないきゅんとした感じを出そうとおもってアップテンポの曲は作りましたし、歌いました。どの曲も思い出深いんですけど、どのマクロスシリーズにも共通して宇宙っていう大きなテーマがあるので、どうしてもピロードリームが一番気持ちも込めてますしおっきなテーマとしてどのシリーズにもかぶっていける感がすごく好きです。ライブと言う意味ではマイフレンズとかはお客さんも盛り上がれるし、歌ってても一緒に盛り上がれるし、その2曲が両極で好きです」。
30周年のマクロスは止まらない! 劇場版&OVA8週連続放送!
『STUDIO MUSIX マクロスナイト』は10月7日(日)21時より放送。また、放送直前まで『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の放送をしているので10月7日はアニマックスでマクロス三昧だ! さらに、7日から8週連続で劇場版やOVAのマクロスシリーズ作品が放送されるので要チェックだ。
アニマックス STUDIO MUSIX公式サイト
http://www.animax.co.jp/special/studiomusix/
ネットで流行っているものを追いかけていたら、いつの間にかアニメ好きになっていました。 http://com.nicovideo.jp/community/co621
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