「綿菓子屋さん ふわり。」34のおっさん奮闘記―八丈島で屋台イベント!反省と自身の脳機能障害を告白―(8月26日~9月1日)

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「綿菓子屋さん ふわり。」営業週報(9月2日)

無職一文無しの引篭もりニートが福井から上京してきて東京で綿菓子屋さんをオープンしました「綿菓子屋さん ふわり。」店長、竹内力也(34)です。お店の状況やお店の周りで起きたことを週報としてお伝えします。

8/30 ニコニコ町会議に参加「綿菓子屋ふわり。」in八丈島

八丈島

ついにこの日がやってきました!「綿菓子屋さん ふわり。」in八丈島! 八丈島の空港から見える景色…とても日本とは思えない、その風景にまず唖然…。

ハイビスカス

ハイビスカスがあちこち咲いて夏を演出していました。 「ふわり。」の店舗のある東京都葛飾立石から綿菓子機・ザラメなどなど総重量25kgの大荷物をリュックとキャリーで運ぶ事に。(大皿はリュックに入らないため首から掛けて運んだ)外は33度真夏日、水平線の広がるパノラマの風景、等間隔に並ぶヤシの木と先の見えない長い長い道を延々歩き続ける…のを断念!重すぎる!ダメ元でヒッチハイクを敢行!間もなく「どこまで行くんだ?」と声を掛けて下さった島民の方が!感謝!

ヒッチハイク

道中楽しくお話をしながら走ること10分、着いた先が離島甲子園の試合会場!?「え?イベント会場ってここでしょ?」いえ、残念ながら…真逆っす!どうしたものかと頭抱えていると、見慣れた車を発見!『ニコニコカー』だ!!ニコニコ公式生放送で離島甲子園の実況もされていたらしく、今から帰るとのこと!チャンス!「すいません乗せてください!」「いーよー!」感謝!ここでも奇跡に恵まれなんとか遅刻せずに会場に到着することが出来ました。

八丈島イベント終了、島民の方からの感謝の言葉

大きなトラブルもなく、無事イベント終了。 なんとかやり遂げた。大歳社長との約束も守れて良かった。 大栄グループの大歳社長から前掛けと綿菓子機のオリジナルカバー頂きました!こりゃすごい!感謝です!!せっかく作っていただいたオリジナルグッズのお箸売れなくてごめんなさい…。

ふわりオリジナル

イベントが終わり、食堂で遅めの夕食。名産品の「くさや」を頂きながら食堂のおかみさんとお喋り。「この島には娯楽がないの、だからニコニコ動画の人が来てくれて感謝してる、みんなで外に出れる機会を与えてくれてありがとう。」直接の感謝の言葉が染みちゃって嬉しくって涙止まりませんでした。まあ結果は大赤字でしたが八丈島に来れて本当に良かったです!

八丈島の廃墟ホテル「オリエンタルリゾート」

八丈島では人口の減少が深刻な問題。年間100人の島民が八丈島を離れていく。観光客の減少も原因のひとつで、三宅島噴火があった日から観光客が減ってしまったとのこと。その煽りを受けて廃業してしまったホテルが八丈島にはいくつかあり、廃墟マニアには堪らない名所となっているのです。 廃墟好きな僕としてはいてもたってもいられず、さっそく有名な「オリエンタルリゾート」に行って参りました。中の撮影許可は取れませんでしたので外観だけ。

オリエンタルリゾート

全体に蔦が絡まり人の侵入を防ぐかのように入り口は腰丈まで成長した雑草が覆っていました。奥には白い女性の彫刻像が何体も並び、まるでRPGの世界に迷い込んだよう。無機質な建物が有機物に侵食され自然の風景に溶け込んでいく様にゾクゾクとする美しさを感じました。次回は建物の中で是非一泊したいものです。

9/1 葛飾立石フェスタに「ふわり。」屋台が参加!!

立石フェスタ

八丈島から飛行機で羽田まで、そこからノンストップで立石フェスタに参加して来ました。飛行機の遅れで30分の遅刻、大急ぎで綿菓子機を組み立て屋台の準備。「ねー綿菓子まだー?」と子供の声、ずっと待っていてくれたみたいです。準備が整うまでに10人以上の行列が出来てしまいました。いよいよ販売開始。綿菓子が飛ぶように売れる!!6時間の屋台イベントで常に20人以上の行列!イベント終了時間になっても客足が収まらない!「すいません、こちらのお客様で最後とさせてください!」息つく暇もなく綿菓子を作り続けイベント終了!おつかれさまでしたー!反省点も多かった今回の2大イベントも無事終了。「綿菓子屋さん ふわり。」の夏が終わった。

イベント反省点と、自分が抱える先天性の障害について

八丈島ニコニコ町会議・立石フェスタの屋台イベントの経験から得た「反省点」を挙げていく。

  • ・提供するまでの時間が掛かりすぎた
  • ・衛生面の管理(消毒・清掃)を怠る事が多かった
  • ・つり銭の間違いが多かった
  • ・事前の準備(POP制作等の告知・セッティング)がされていなかった
  • ・時間管理が出来ていなかった

提供時間に3分強も掛かった事で、最長40分待ちという状況を生んでしまった。 これには綿菓子製造機の限界もあるが、今回は主に綿菓子のサイズに問題があった。店売りしている感覚で「特大サイズ」の提供を屋台でも行った為である。結果、提供時間が大幅に遅れ、更には機械への負担も上がりメンテナンスを繰り返す事になった。苦肉の策でパフォーマンス(大げさな動き)を取り入れ、並ばれているお客様に喜んで頂ける様努めてはみたが失敗…親子の受けはすこぶる良かったが第三者目線(ニコ生視点)から見るとまったくの素人芸である。終了時間を大幅に超え、最後のお客様に綿菓子を提供する頃には終了予定時間を40分もオーバーしていた。また、事前に準備をする余裕もなかった為チャンスロスが多かった。ザラメが足りず買いに走る事もあり、その間お客様を待たせてしまった。今までも結果予測・時間管理が甘く、このようなミスが何度も繰り返された。こういったミスは誰にでもある…が、僕の場合、反省するだけでは済まない。それは先天性の障害に原因があるからだ。

先天性脳機能障害:ADD

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは幼年期によく見られる症状で、大人になるにつれ改善していく症状だとされてきたが、現在では成長しても改善されず残る可能性があると唱えるお医者さんも多い。僕が以前認定されたのはADD(注意欠陥障害)で、ADHD(注意欠陥多動性障害)とは違って落ち着きなく動きまわる事はないが、物忘れ・集中力の持続が出来ない・長考癖・妄想癖など過度な情報量を脳に働き掛けると思考停止するという、要はPCで言うところのメモリー不足の状態に陥る脳機能障害である。学習しないわけではない。情報処理能力に難があり、同時進行が重なると大事な事でもどんどん抜け落ちミスを重ねてしまう。生活に支障は殆ど無い、要領の悪さはあるものの一定水準で仕事を熟すことは出来る。障害者扱いされるのは勘弁して欲しい為、僕は今までこの障害を否定し続け公言することを避けてきた。しかしリスナーから何通もメールを頂き、考え方を改める事にした。自身の障害を自覚する所から改善の道を探る事が大切なのだと悟る。「テンパる」という状態がある。同時進行の作業が多いと優先順位が見えなくなり何をしていいのかがわからなくなる状態。この状態に簡単に陥ってしまうのが、今、僕の持つ障害なのです。ならば「そういうもの」と割りきってしまえばいい。いちいち落ち込んでいられない。「テンパる」状況を当たり前とした上で事前に準備を行えばいい。足が悪ければ杖を使えばいい。いくらでも補う方法はある。恵まれた事に救いの手を差し伸べてくれる人達がいる。甘える事になるだろうが、差し出された手には縋ろうと思う。助けられることに遠慮出来るほど、僕は完成されていない。今は目標に向かい前に進む事に注力して行きたい。自身のペナルティー分、壁は高いが乗り越えて行くことは出来る。今はそう信じています。

葛飾FMで生放送出演!あの人も緊急参戦で…大変なことに!!

FM葛飾

ニコニコ生放送×葛飾FMのコラボ放送が実現!ニコニコ生放送と葛飾FM同時進行で放送がされました。今回で3回目の出演となる葛飾FM生放送、渡されたテーマが「AV談義」!?かなりキワドイ内容でもOKとの事。しかし僕が知り得るAV関連の話などほぼ皆無…ここは「あの人」を呼ぶしか無い!そんなわけでニコ生界でAVに最も詳しい男『横山緑』さんにご出演を依頼しました。「ギャラはいくら出るんだ?」とお金の事を真っ先に心配されていましたが、交渉の末なんとかノーギャラでご出演頂きました。範田紗々さんとの共演を伝えると、興奮気味に「超有名な女優だよ!単体AVでかなり有名だぞ!」と力説!さすが詳しいわこの人。本物のラジオ番組、プロのパーソナリティーとの共演にニコ生の素人配信者が絡んでいけるのか…そんな心配はするだけ無駄でしたね。さすが緑さんドッカンドッカン受けてます!AVの話をさせたら、この人の右に出る人はいませんな!放送を聞いたリスナーの評判もすこぶる良く、葛飾FMの視聴数も数百倍に跳ね上がったとか。…しかし、やってしまいましたよ、さすがの緑さん。放送禁止用語を言ってしまい一時不穏な空気に…番組打ち切りの危険もあったとかで緑さん平謝り。残念ながら次回放送は呼んで頂けませんでしたが、しっかり爪痕は残せたのではないでしょうか?いつか文化放送に呼ばれるといいですね、緑さん。

【8/26~9/1までの売上発表!】

来客数:約600人

販売数:
綿菓子・・・・・・・・・・・720本(食べ放題含む)

ラムネ・・・・・・・・・・・92本

緑茶・コーヒー・・・・・・30本

チューペッツ・・・・・・・40本

缶バッヂ・・・・・・・・・・・22個

売上:¥83,800

co352781

「綿菓子屋さんふわり。」生放送 http://com.nicovideo.jp/community/co352781 (※無料で視聴出来ます。)
(記事:竹内力也)

「綿菓子屋さん ふわり。」とは。

34歳の無職の人生詰んだおっさんが2ちゃんねるVIPで突如「綿菓子屋さんになる!」とスレ立て。
VIPPERの提案を元に、半年後、本当に綿菓子屋さんを開業。その名も「綿菓子屋さん ふわり。」(※命名VIPPER)
福井県で開業したが祖母の熱烈ビンタを食らい屋台を燃やされ、廃業。
それから2ヵ月沈黙の後……今度は東京で「綿菓子屋さん ふわり。」開業。その行動力と意外性から大勢のおっさん支持者を獲得、応援メッセージが多数届く。オープン初日は180人を超える来客数があり、予想以上 の反響におっさん涙目。現在、ガジェット通信(週一のバイト)を掛け持ちしながら、「綿菓子屋さん ふわり。」を経営。

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力也

雑談系生主として福井で活動するが2012年7月に上京。ガジェ通スタッフとなる。2chVIPで「綿菓子屋さんふわり。」をオープンなど奇行は数知れず。

ウェブサイト: http://rikiyahaisin.web.fc2.com/

TwitterID: lilyfilter

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