「大人めかわいい顔vsゆるカッコいい顔」とは?『美的』10月号がナチュラルメイクを強力推奨!!

『美的』10月号

『美的』(小学館)といえば、数々のコスメのテクニックやアイテムを紹介、最新のお肌の手入れなど、お化粧関連の情報の充実さでは右に出るものはいない月刊誌。モデル・タレントを担当しているメイクアップアーティストも登場しており、日々参考にしている「コスメオタ女」もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな『美的』の2012年10月号では、表紙に”「昔の顔」捨てませんか!?“と衝撃的なタイトルが踊り、”この秋目指したいのは進化した「ナチュラルキレイ」”としています。これだけナチュラルメイクを強力に推したのは異例といっても過言ではないかもしれません。

そして、テイストとして「大人めかわいい系」と「ゆるかっこいい系」の二種類を挙げていて、ただ「かわいい」「かっこいい」だけでないメイクを「ナチュラルキレイ」と総称しています。

「ゆるかっこいい系」の代表としては、女優の戸田恵梨香をフィーチャー。「華奢なのに芯がある体」「切れ長の目元が作る、ちょっぴり色っぽい眼差し」なところに注目し、時にはクールで時には艶っぽい、心に余裕のある女性として紹介しています。
一方、「大人めかわいい系」では、最近モデルとしても女優としても活躍著しい剛力彩芽が登場。「全身から健康的なオーラあふれる愛されボディ」と「多少、顔の造作が崩れることなんて気にしない」という、気持ちをストレートに表現できる笑顔の魅力の真髄に迫ります。

では、実際にどうメークするのでしょうか?
「ゆるかっこいい系」の場合、線を生かしてメリハリをつけるように目元をカーキ系シャドウとラインで切れ長の目を描き、トーンを落したレンガ色&渋めピンクの2色で立体チークにして、抜け感とナチュラルさを両立させるそう。

「大人めかわいい系」では、チョコブラウンのアイシャドウで丸めのシルエットを作り、ピンクを逆三角形にして頬の丸さを抑えることで、少し大人の色気をプラスすることがポイントのようです。
どちらも、目の作り方に関しては各4ページずつグラビアでレクチャーする力の入れよう。もちろん、使用した各アイテムの紹介もしてあります。

また、メークアップアーティストの嶋田ちあきさんが「残念なのはベースメイクが古い人」とダメだしタイトルで、「薄軽ツヤ肌」をレクチャー。下地とコンシーラでムラをなくし、ファンデーションを均一にブラシでつけるのがコツとのことです。それにしても、「女性のすっぴんが好きです(笑)」とぶっちゃけているのには驚いてしまいました。

20歳前後向けの雑誌が”盛る”メイクに進む一方で、20代後半から30代向けの雑誌はナチュラルメイクを推奨。このギャップは興味深く、どのように個性を演出していくのか、それぞれのメイクでの演出力が試されているといえるかもしれません。

美的.com
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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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