Facebookがきっかけで映画化! 可笑しくて切ない介護ストーリー『ペコロスの母に会いに行く』制作発表
映画『ペコロスの母に会いに行く』の制作発表記者会見が長崎で行われ、森﨑東監督、主演の岩松了さん、原田貴和子さん、竹中直人さん、加瀬亮さん、原作の岡野雄一さんらが登壇。それぞれが作品への想いを語りました。
『ペコロスの母に会いに行く』は、は長崎を舞台に、認知症の母親とのおかしくも切ない日常を描いた岡野雄一による同名の漫画が原作。今年の1月に自費出版され、5月に開設したFacebookの応援ページが開設から1ヶ月あまりで5,000人を超える「いいね!」を集め、それが井ノ原プロデューサーの目に留まったことから映画化が実現した作品です。
今年85歳を迎える長崎県出身の森﨑東監督は「監督なんてものはおらんでもいい。それでよか。まあこんな風にやってみたいと思います」と冒頭から気負わないコメントで会場の笑いを誘いました。
ペコロス(小さな玉ねぎ)頭がトレードマークの主人公・岡野ゆういちを演じる岩松さんは長崎県出身。「主人公なんてやったことがないのでとても大変な出来事だと思っています。高校まで長崎にいたが卒業してからはずっと東京にいる。今回原作を読んで、(東京に来て)自分が捨ててきたものが、すごく豊かに表現されてるなと思った。森﨑監督のことは、加瀬さんから『とても怖い人、首根っこをつかまれることもあるかも』と教えられて、非常に緊張していますが、監督についていきたい」とコメント。
主人公ゆういちの父、岡野さとるを演じる加瀬さんは「森﨑監督の作品はデビュー作からいろいろ観ているが、いつもおかしくて笑わせながら何か心に立ち上ってくるものは温かいものがある。今回もあったかくて楽しいものになるよう精いっぱい努めます」と森﨑組への意欲をのぞかせました。
ゆういちの友人本田トオル役の竹中直人は、「27歳でデビューした当時は仕事のたびにギャグで笑わせることをやっていた。森﨑監督の『ロケーション』(1984年)に出演したときも同じようにやったら『余計な仕事をするな。お前のままでやれ』と怒られたのをよく覚えている」と監督との思い出深いエピソードを披露。「みんなは長崎にロケに来たときはやさしくしてね」と長崎県民におちゃめにアピールしていました。
Facebookの応援ページがきっかけで映画化が実現した、新しいタイプの“笑える”介護作品『ペコロスの母に会いに行く』は、2013年公開。
映画『ペコロスの母に会いに行く』を応援しよう!
https://www.facebook.com/Pekorosu
※記事中の画像は映画『ペコロスの母に会いに行く』を応援しよう!Facebookページより引用。
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