「ローカル5G」って何?
スマート工場や遠隔医療、自動運転といった様々な産業分野への適用が見込まれる「ローカル 5G」について簡単に紹介したいと思います。
ローカル 5G とは、第 5 世代移動通信システム(5G)の技術を利用して企業や団体、自治体などが自前で構築する無線通信ネットワークのことです。
企業内 LAN が 5G 化されたと仮定すればイメージしやすいかもしれません。
5G では、一部の周波数帯が共有の電波リソースとして扱われることになっており、携帯キャリアを介さずに利用できるので、こうした共有の周波数帯を用いて施設やエリアを限定したプライベートな 5G ネットワークを構築することができ、その中で独自のサービスを開発したり運用することができます。
もちろん、携帯キャリアの 5G / LTE / 3G ネットワークと連携させるハイブリッドな運用形態も可能となっています。
5G の売りは、超高速、大容量、低遅延の無線ネットワークである点です。
利用できるのもスマホやタブレット、PC、スマート TV だけでなく、カメラデバイスやセンサーデバイス、ロボットを始めとした IoT 機器も 5G ネットワークに繋がるので、これまで想像もつかなかったサービスを提供することができます。
例えば、施設や工場の中の様子を 4K や 8K の高精細映像でモニタリングする、テレワークや遠方拠点の従業員を交えた高精細 VR 会議を開催する、施設内で自動運転車を運行するようなことがローカル 5G で可能になってきます。
ローカル 5G は、企業のオフィス内、工場内、医療施設、大学キャンパス、公共 / 商業施設など、様々な場所で構築される見込みです。
そうしたことは業務改革、地方創生、ビジネスのさらなる発展へと結びつき、それらの恩恵によって私たちの生活がより豊かになっていくと期待できます。
■関連記事
「パ・リーグTV」で2020年シーズンの本格配信がスタート
アイロボット、お手頃なWi-Fi対応の「ルンバ671」を2月28日に発売
スマホ決済サービス「J-Coin」を紹介 スマホでお金を送る、もらう、支払う、口座に戻すが簡単に
国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ
ウェブサイト: http://juggly.cn/
TwitterID: juggly
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。