武漢で何が起こっているのかをレポートしていた弁護士・市民記者の陳秋實さんが行方不明に

SNSを駆使し、武漢のリアルな様子を発信していた弁護士で市民記者の陳秋實さんが行方不明となっています。

陳秋實さんのものと思われる公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCv361SF6FKznoGPKEFG9Yhw/videos[リンク]

ENGLISH SUB Chen Qiushi Wuhan is short of test kits, beds the outbreak is MORE SERIOUS THAN WE THINK(YouTube)
https://youtu.be/5hFNOiCOLJ0


陳秋實さんは武漢で何が起きているのかをYouTubeなどを通じて、中国人に向けて詳細にレポートしていました。こちらの動画は英語字幕付きです。

(この動画の英語字幕が正しければの話ですが)動画の最後には、「目の前には新型コロナウイルス、後ろには中国当局がいます。それでも私が生きている限り、自分の目で見たものや自分の耳で聞いたことをレポートしていきます。感情的になりますが、言わせてください。死ぬのなんか怖くないわ。中国共産党にビビってるとでも思ったのか?」と涙ながらに語る陳秋實さん。

https://twitter.com/chenqiushi404/status/1226432123994693632
行方不明になった陳秋實さんの代わりに公式Twitterを運営している友人のツイートによれば、家族も友人も3日間、連絡がつかない状態だということです。

https://twitter.com/FaceTheNation/status/1226540993027153921
CBSの報道番組「フェイス・ザ・ネイション(Face the Nation)」に出演した駐アメリカ大使の崔天凱さんは、番組内で「中国当局は、市民記者の陳秋實を拘束したのですか?」と聞かれ、「すいませんが、この男性のことは聞いたことがありません」と回答。

日本では経済力ばかりがフォーカスされることの多い中国という国ですが、北朝鮮同様に一党独裁の共産主義国家であることもまた事実です。国家にとって都合の悪い情報(武漢のリアル)を対外的に発信したことで、口をふさがれてしまったのでしょうか。

SNS上には以下のような声が寄せられています。

・中国政府はいろんな形でコロナウイルスのパニックを利用しているな。この混乱を隠れ蓑に、共産党にとって邪魔な人間は誰でも消すことができる
・李文亮を見殺しにしたように、陳秋實さんも殺されたんだろう
・ありがとうアメリカ、この駐アメリカ大使は大嘘つきだ
・「1989年に天安門では何も起こらなかった」とかいう政府だぜ
・中国共産党の本質は嘘ばっかり
・真実はいずれ判明する
・中国共産党は嘘ばっかりつくけど、嘘つくのが下手すぎる
・正直者は中国で生きていけないんだよ
・この大使はアメリカに住んでるからな。武漢のウイルスなんか他人事

陳秋實さんの行方を巡る中国政府の対応は、引き続き世界中の注目を浴びそうです。

※画像:Twitterより引用
https://www.youtube.com/watch?v=7AI3R41dGnU

(執筆者: 6PAC)

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 武漢で何が起こっているのかをレポートしていた弁護士・市民記者の陳秋實さんが行方不明に
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。