EvernoteのCEOが講師! 格安ビジネススクールの秘密

access_time create folder政治・経済・社会
EvernoteのCEOが講師! 格安ビジネススクールの秘密

 自分も企業を起こしてみたいな、という人も少なくないだろう。たとえスティーブ・ショブズのようになれなくとも何か革新的なアイデアで自分を売り込みたい。だが起業するには結構大きな金額を用意せねばならないし、ノウハウも全くダメ、という人に朗報だ。

 世界の14ヶ国、27都市で展開するビジネススクールがある。その名は『Founder Institute』だ。あの緑の象マーク『Evernote』のCEOも講師である。500以上の会社設立に関わっている。その歴史は意外と浅く、2009年に設立したばかり。そして学費も日本円にして10万円以下とかなり安い。そして卒業する条件は「会社を起こすこと」。もしもうまく行けば最短4ヶ月で企業家になれてしまうという夢のようなスクールなのだ。残念ながら日本には支部がないが、日本からの受験者もいる。

 カリキュラムは相当充実していて、実践的な内容ばかりである。まず成功するための明確なビジョンを持つことから始まり、市場調査、企業に付加価値とブランドイメージを与えること、企業家の話を聞くこと、法律、雇用、利益を出すことなどを学ぶ。卒業生が講師の場合もあり、すでに起業した人間だ。講師はビジネスでの人脈関係の広げ方も教えてくれる。

 また格安の学費の秘密は、このビジネススクールのスポンサーが多くは法律事務所になっているからである。スクール参加者が法律事務所に勤めていることも多い。

 しかし、そんな甘い話ばかりではない。入学も厳しく、入学した後も60%の人間が卒業できない。卒業して会社を起こしても、失敗して会社を失う人間も必ずいるのだ。
 そして参加者の平均年齢は34歳である。どこでも行ける若者と違って、足元がある程度固まってしまっている。今の仕事を辞めて、新しい挑戦をする者ばかりではないのだ。

 このスクールの講師であり、EvernoteのCEOフィル・リビン氏は起業の難しさを参加者に教えている。その言葉がニューヨークタイムズ誌にこう紹介されている。
「10年後のとんでもないくらいの利益を保証しよう。だが今から10年間は全くお金にならない。それでもやるか? 別にこの質問に焦らなくいい。この問題に向き合えず、スクールをやめてしまう人間もいるくらいなのだから」。

 人生の大勝負、ここで賭けたい人もいるだろう。でもあまり深刻にならないで欲しい。成功した人だけでなく失敗した人もたくさんいる。そしてスティーブ・ジョブズもマーク・ザッカーバーグも大きな失敗をした経験があることを忘れないで欲しい。

画像『Founder Institute』から引用

※この記事はガジェ通ウェブライターの「草薙 斐」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

access_time create folder政治・経済・社会
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

ガジェ通制作ライブ
→ガジェ通制作生放送一覧