はねプリ -羽根が生えてるアプリが欲しい!- 第17回『Clear』
『Clear』ってどんなアプリ?
『Clear』は直感的なインターフェースが目を引くTo Doリストアプリ。すべてをジェスチャーで操作するのが特徴で、たとえばタスクを追加するときには画面を下にスワイプ、項目をチェックするときには右にスワイプなど、斬新なインターフェースとなっている。操作とともに鳴る効果音も気持ちが良い。評価時使用バージョンは1.1。250円。
アプリURL
http://itunes.apple.com/jp/app/id493136154?mt=8
ひとことコメント
「音を出して使ってるとほんとにちょっと気分がアガりますよね↑↑」
レビュア
はぎ:IT業界をひっそりただよう39歳。東大中退。
ねり:将来はガンダムパイロットになりたい女子大生。
はぎ:このアプリ、どこで知ったの?
ねり:発売前にWIREDで取り上げられていて、その動画をみたらこれはすごいなあ、って思ったんです。そしたらいつの間にかリリースされていてApp Storeで1位。びっくり、って感じでした!
はぎ:それでたしか、キミに教えてもらったんだよね。なんかキレイなアプリがあるって。で、お互い触ってみたと。
ねり:はい!
はぎ:僕は、あまり最初乗り気じゃなくて。
ねり:あれ、そうなんですか?
はぎ:そうそう。すでにもうTo Doリストアプリ的なものは使っていて、まずタスク管理はGTDっていう手法を使ってるから『OmniFocus』ってアプリ、こういうチェック式のものが必要な場合はCarbonfinの『Outliner』っていうアウトラインプロセッサが、僕の定番アプリなの。だから「どうせ見た目だけなんじゃないの?」的なね。
ねり:わたしも普段は『Things』を使っているので『Clear』は試しに使ってみようって感じでした。
はぎ:どうでしたか。
ねり:キレイですよね、ほんと! でも、どうしても誤操作をしてしまって……。
はぎ:たとえば?
ねり:項目をチェックするときに右にスワイプするんですけど、間違って左にスワイプしてしまい、その項目を削除してしまったりとか。
はぎ:ああ、しかもUndoできないんだよね、たしか。
ねり:そうなんですよね……あわあわしました……。
はぎ:と思ったらこのバージョン(1.1)ではできるね。iPhoneを振るとUndoできる。
ねり:あ、ほんとだ! びっくり!
はぎ:いろんな操作が独自のジェスチャーでできるようになってる感じだよね。項目を作成するときは、画面を下に引いてリリース、とか。
ねり:そうなんですよね、項目と項目の間に作成するときはピンチアウトとか。
はぎ:逆にピンチインすると上のレベルのメニューに行くとかね。そこが、好きな人には「直感的な操作ができる」となるだろうけど、肌に合わない人には「いちいちめんどくさい」になるんだろうね。
ねり:わたしは、片手で操作したいよ……って思ってしまいました(笑)。
はぎ:たしかに、ピンチインアウトって、目立つわりにやりにくい操作だよね。別アプリだけど、マップアプリでズームインするときも僕はダブルタップするし、ズームアウトするときは2本指でタップするもんなあ。がしかし、音を出しながら使ってると、たしかに結構気持ち良いんだよね。
ねり:そう! そうなんですよ! 音がかわいいのがいいなあと。気持よくて。
はぎ:でも音出さないしなあ普段は。僕は、だけど。
ねり:わたしもです、マナーモード。
はぎ:僕は普段、全体的な「やることリスト」は『OmniFocus』に書いて、その週にやることを『Outliner』に写すみたいな使い方してるんだけど、一週間だけ『Outlier』じゃなくて『Clear』でやってみたのね。
ねり:そうなんですね! 自分とやり方が違って新鮮……! 一週間、どうでした?
はぎ:一番気になったのは、項目の順番を入れ替えるのに、項目を長押ししてドラッグアンドドロップという操作が、時間かかり過ぎて困った。おせえよ的な。
ねり:なるほど(笑)。
はぎ:キミはどの程度触ってみた?
ねり:わたしは、『Things』に置いてあるプロジェクトをひとつだけ『Clear』に移してみました。
はぎ:ふむ。
ねり:「いつまでにやる」とか締め切りの日時の管理のいるものをやるのは難しいなあと思いましたね。今日やることだけを管理するにはモチベー ションが上がったりするのかな? とも思ったんですけど。
はぎ:ああ、なるほどね。まあそういうところまでは考えてない感じだもんね。あくまでもちょっとしたリスト。
ねり:そうですね、買い物のリストとか。
はぎ:操作性以外の部分では、配色が独特だと思うんだけど。カラーチップみたいって言い方伝わるかな。色見本帳みたいなグラデーションが綺麗。
ねり:わかります、グラデーションでちょっとした優先順位付けもできますよね。
はぎ:カラーテーマはいろいろ選べるけど、隠しテーマがあるのがちょっと楽しいなと思った。
ねり:ですよね!「おっ」って!
はぎ:App Storeの紹介記事によると秘密みたいだから、具体的には名前を出さない方が良いんだろうな。
ねり:いま言いそうになりました(笑)。
はぎ:でも結局一番使いやすいのはデフォルトのテーマだったりはする。
ねり:『Heat Map』のテーマですよね。赤からオレンジ、黄色のグラデーション。
はぎ:だね。
ねり:私も結局コレです。
はぎ:まとめると、いろいろ面白いけど、常用するにはちょっと、ってところかな。でも、スマホアプリをいろんな人が使うようになると、こういうちょっとしたアプリは、いろんな人がそれぞれお気に入りのを使うようになるだろうから、文房具とかで「かわいいの使うと気分がアガる↑↑」みたいなと一緒で、こういうアプリもいろんなのが出ると楽しいかなあ。
ねり:たしかに、音を出して使ってるとほんとにちょっと気分がアガりますよね↑↑
はぎ:ツール系はどうしても手になじんだの使ってしまうけど、せっかくだから定期的に新しいのを触ってみるのも良いかもね。
ねり:そうですね、新鮮でした。使い勝手についてはいろいろ言いたいことはあるけれども、使っていて楽しかったです。
はぎ:持論として「iPhoneアプリはインスタレーション」てのがある。もちろん、そうじゃないアプリもいろいろあるけど。ま、この話は長くなるからまた今度機会があったら。
ねり:はい!
はぎ:★★★★☆(もう少しサクサク使えて、階層構造が取れると嬉しい)
ねり:★★★★☆(きれいでかわいくてモチベーションアップ。Undoがもっと簡単にできればなあ)
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