あの関羽にヒゲがない!?恋愛アドベンチャー『三国恋戦記~オトメの兵法~』がPSPに登場
いわずと知れた三国志。日本でも故・吉川英治氏や北方謙三氏の歴史小説や横山光輝さんのマンガ版、NHKの人形劇、コーエーによるシミュレーションゲームなど、無数の作品を生んできました。
乙女ゲームにも、2010年にPC(Windows)に『三国恋戦記~オトメの兵法~』がDaisy2より発表されヒット。2011年にはPS2版に移植され、ドラマCDやコミック化されるなどの人気作に成長しています。
そんな『三国恋戦記』のPSP版がプロトタイプより2012年7月26日に発売。オリジナルシナリオ、書き下ろしビジュアルが追加される上、攻略後のアフターストーリーが追加されることで、期待が集まっています。
『三国恋戦記』の特徴は、なんといっても斬新なキャラクター設定。劉備(声・三木眞一郎)は頼れる皆の兄貴分、曹操(声・森川智之)は女好きのお調子者、孫権(声・森久保祥太郎)はちょっと乱暴で子供っぽくされており、しゃべりも現代風。もちろん全員がイケメンです。
「横山三国志」の印象が強いと思わずびっくりしてしまうのが、関羽のヴィジュアルでしょう。美髯公と呼ばれるほど立派なあごひげがあったはずなのですが、黒髪ロンゲで切れ目の面長イケメンに! 声は現在放映中のアニメ『はぐれ勇者の鬼畜美学』氷神京也役でも活躍している櫻井孝宏が担当し、落ち着いた大人のボイスでユーザーを魅了しそうです。
しかし、この新しすぎる関羽像は三国志にのめりこんだ経験のある人ほど違和感があるのでは…。実際、公式サイトでの人気投票では11位に甘んじる結果になっています。
一方で、曹操の忠実な部下である夏侯惇。主の奔放な言動に振り回される苦労性な役回りながら豪快で面倒見がいいという、これまでのイメージに比較的近い性格とヴィジュアルになっており、人気投票で10位にランクイン。タフなキャラを数々演じている三宅健太の声とともに、その厳つさや渋さが支持され、PSP版ではエピソードが追加されることになりました。
ほかにも、孔明役に杉田智和、趙雲役に石田彰が起用されており、豪華な声優陣にも注目したい『三国恋戦記』。乙女ゲーファンの多くにとって、軍師となって武将たちとの淡い恋模様の物語を楽しむ夏になりそうです。
Daisy2オフィシャルウェブサイト
http://www.daisy-daisy.in/
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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