クーラーのない部屋の窓に「断熱フィルム」を貼ってみたら、PCやカメラを暑さから守れそうだった

※本記事は2024年8月10日に公開された記事の再掲載です。
Text and Photographed by iwasawa
わが家の仕事部屋にはクーラーがありません。
夏はリビングで仕事をして暑さを逃れているものの、PCやカメラなどが暑い部屋に放置されていることが気がかりで……。
そこで、節電や紫外線対策にもなる「窓用フィルム」を使ってみることに。
省エネにもなる窓用フィルム

KTJ 「窓用フィルム 90X500cm シルバー」 5,800円(Amazon価格・税込)
選んだのはUVカット、断熱、室内の目隠しにもなる窓用フィルム。
類似品も多くありますが、Amazonで評価の高かったKTJのものを選びました。
実は以前住んでいた賃貸でもUVカット効果のあるフィルムを使っていたのですが、透明だったため遮熱効果や目隠し機能はついておらず。
今回は室内が多少暗くなってしまうことには目をつぶり、より高機能なシルバータイプのフィルムを選びました。
貼り付けは3ステップ

シートに粘着力はなく、水を使って貼り付けるため跡が残りません。そのため賃貸でも安心。以前住んでいた賃貸でも、退去時には問題なくキレイに剥がすことができました。
貼り付けの工程は大まかに、「①ハサミで切る」、「②窓に貼る」、「③カッターで微調整」の3ステップ。
キレイに貼り付けようと思うと大変ですが、細かい点を気にしなければ、ひとりでもさほど手間取らずに貼り付けられました。
ここでは貼り付けの大まかな流れとコツをご紹介します。
①ハサミで切る

まずは「窓の大きさ+2cmの切りしろ」をつけたサイズにフィルムを切っていきます。
貼ったあとにカッターで微調整するので、ここで神経質になりすぎる必要はありません。
両端に印をつけたらフィルムに折り目をつけ、折り目にそってスーッとハサミを通す方法が楽ちんでおすすめです。
②窓に貼る

続いて、窓に貼る工程。フィルムと窓に霧吹きで水をつけ、ゴムベラなどを使ってフィルムを窓に密着させていきます。
最初にフィルムの貼り付け面についている保護フィルムを剥がすのですが、一度にすべて剥がしてしまうと扱いにくくなるので、私は少しづつ保護フィルムを剥がしながら窓に貼り付けるようにしています。
上の方の保護フィルムを少し剥がして霧吹きをかけて貼り付け、また少し剥がして霧吹きをかけて貼り付け、というふうにすると作業しやすく、キレイに貼れるのでおすすめです。
③カッターで微調整

フィルムを貼り終えたら、窓からはみ出している部分をカッターで切れば貼り付け完了!
ヘラでガードしながら切れば、窓に傷がつきませんよ。

慣れればそこまで大変な作業ではありませんが、気泡やシワを一切つけずに貼り付けるのは至難の技……。
わが家はレースカーテンと併用しているので気になりませんが、カーテンをつけない場合は目についてしまうかも。
遮熱効果やいかに?

それでは肝心の遮熱効果はどうなのでしょうか。
今回はフィルターを貼らなかった方(写真左側)と貼った方(写真右側)の窓で、比較検証してみることに。

温度計を置いて温度の変化を観察したところ、貼った方が1.4℃低い結果に!(※)
他の日や時間帯でも何度か測ってみましたが、いずれも1.5℃前後の差がつきました。
両方の窓に貼ればさらに効果は高まりそう。

紫外線に反応して赤くなるUVレベルチェックリップミラーを使用(※)
ついでにUVカット効果も比べてみたところ、こちらも明らかな差がつきました。(※)
窓に向かった姿勢で仕事をしているので、紫外線も地味に気になっていたんですよね……。
そこそこ暗くなるのでリビングで使おうとは思いませんが、寝室や書斎で光を取り込みながら紫外線カット&断熱するにはかなりいい選択な気がしています。
目隠し効果については、夜間の明るい部屋では外から見えてしまうそうなので、カーテンとの併用は必須となりそう。
暑い夏も少し安心

正直あまり馴染みのないメーカーの製品だし、まったくのまやかしかも……と少し不安だったのですが、今回十分な効果を実感できて一安心。
実際、同じようにクーラーをつけていない他の部屋と比べても、いくらか涼しくなった気がしています。
PCで作業をするうえでも、外からの光が柔らかくなって、より画面が見やすくなったのはうれしい誤算。
冬は保温効果が期待できるそうなので、窓からの冷気が伝わりやすい寝室にも貼ろうかなと思っています!
※使用時の環境や状況により効果は異なります。

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