【ここは法廷だゼ!】首都圏連続不審死事件 木嶋佳苗の珍台詞集

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いわゆる首都圏連続不審死事件で3人の男性を練炭自殺に見せかけて殺害したなどの殺人罪などに問われ、4月13日、さいたま地裁で死刑判決が言い渡された木嶋佳苗被告(37)。弁護側が即日控訴しており、いずれは東京高裁で控訴審が開かれる事になる。一審ではその風貌、そして「テクニックよりも本来持っている機能が高い」などをはじめとする性的な発言が大いに注目を集めたが、性的な発言以外にも、彼女の人となりを知る上で注目すべき発言は多かった。今回、そんな隠された木嶋佳苗の珍ゼリフを紹介する。

「ホテルの中での出来事は一切お話ししたくありません」

解説:命を奪われる事のなかった詐欺被害者たち。彼らは木嶋被告とホテルに行っているが、いずれも木嶋被告から出された飲み物を飲んだ直後、意識喪失に陥っている。彼らとホテルで何があったのか問われると、木嶋被告は必ずこう返した。この台詞の登場回数は非常に多かった。しかし、話せない理由があるのだろうか……。

「始めて半年ぐらいで、総閲覧数が10万アクセスを超えましたので……。平成21年度には50万アクセスを越えました。沢山投稿すると、反応も一杯ありますのでとても楽しくて(以下続く)

解説:木嶋被告が当時開設していた有名ブログ『かなえキッチン』について問われて。アクセス数の多さや、閲覧者からの反応があったことなど、自慢げに話していた。

「50万円必要ですと答えました。いつもは100万円と答えていましたが、安藤さんは年金暮らしと聞いて、裕福そうでもないので、50万円程度だったら支援してくださるかと思って数字を出しました」

解説:千葉事件の被害者で焼死した安藤健三さん(80=当時)と初めて会った際、支援を申し出たときのことについて。支援してもらう立場でありながら“この程度なら”という不遜な姿勢が見える。“裕福そうでない”など被害者についての失礼な発言は他の場面でも垣間みられた。

「びっくりして電話をしました。安藤さんは空き巣に狙われるようなお金持ちとは思えなかったからです」

解説:先の安藤さんが生前「空き巣に入られた」と木嶋被告にメールをした際のことについて。ここで安藤さんは、画家である父が描いた絵を盗まれていると告げているが、これらの絵について検察側は、木嶋被告が盗み、詐欺被害者に売るなどしていたのではないかと追求していた。

「最初は神経質そうな印象を受けました。生活や学校、家族の話をしていましたが、とても下品で不快感を抱きました」

解説:詐欺未遂被害者の1人と初めて会ったときの感想。ちなみに木嶋被告はこの日、この被害者に授業料と称して金の無心をし、断られているだけでなく、後日、数年前のオークション詐欺の前科もネットで調べられている。

「(低い声で)違います」

解説:検察官から「練炭や練炭コンロを購入したのは殺害のためか」と問われて。木嶋被告の声の可愛らしさはいたるところで報じられているが、この時だけはドスの利いた低い声になるのが非常に印象的だった。

画像引用元:flickr from YAHOO
http://www.flickr.com/photos/timquijano/4874634089/
※画像は記事内容と直接関係のあるものではありません

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高橋 ユキ

傍聴人。近著『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)、『木嶋佳苗劇場』(宝島社)ほか古くは『霞っ子クラブ 娘たちの裁判傍聴記』(新潮社)『あなたが猟奇殺人犯を裁く日』(扶桑社)など。好きな食べ物は氷。

ウェブサイト: http://tk84.cocolog-nifty.com/

TwitterID: tk84yuki

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