AIが医薬品パッケージを翻訳してスマホのAR技術で投影!2020年に製薬業界で展開
国際化が進むなか、外国製品を購入する機会も増えてきた。購入に当たって説明書をじっくり読みたいところだが、外国語となると、なかなかハードルが高いこともしばしばだ。
そこで今回、オーストラリアのハイテクスタートアップThird Aurora社が、AIが医薬品パッケージを翻訳して、スマホのAR技術を使って投影するテクノロジーを2020年初頭に製薬業界に展開することを発表した。
・あらゆる言語で書かれた包装ラベルを読める
Third Aurora社は、消費者があらゆる言語で書かれた包装ラベルを読むことができるこの技術が、1年以内に製薬業界の標準になると考える。公式サイトでは、英語からスペイン語、ドイツ語、ロシア語、日本語に翻訳されるプロトタイプパッケージのビデオが紹介されている。
・2020年初頭に食品や飲料製品プラットフォームとともに展開
この自動翻訳パッケージは2つの技術で機能する。AIが医薬品パッケージの内容を読んで解釈し、スマホのAR技術を使って翻訳がラベルに投影されるのだ。ラベルは物理的に変化することはない。
「まだ、やるべきことが少しある。医療分野の製品情報はデリケートなため、複雑な注意書きなどでは業界のフィードバックが重要だ。」と同社のマーケティングスペシャリストChaffey氏は語る。
Third Aurora社は翻訳に加えて、スマホのAR技術を使用して、購入などといったパッケージラベルから他の情報やサービスを提供するサービスも行うという。
この医薬品パッケージのプラットフォームは、2020年初頭に食品や飲料製品プラットフォームとともに展開される予定。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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