lyrical school プロデューサー・キムヤスヒロがメンバーにおすすめしたい映画とは? アルバム『BE KIND REWIND』と「青春」の関係性も

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――今、注目しているアイドルさんはいるんですか?

キム:「桜エビ~ず」ですね。今すごく好きです。いい曲書いて、歌も良くて、アートワークもいいっていうのを真面目にやるということの尊さ。そういう部分って絶対にアイドル業界から失われちゃいけないって個人的に思っているので。何目線だよって話ですけど笑 どちらかというとアイドル業界で働いている人としてっていうよりは、1アイドルファンとしての話ですね。そういう意味で桜エビ~ずは、久しぶりにすごく良いなって。作ってるもののクオリティーは高いし、その中にちゃんとメンバーそれぞれの”きらめき”があって。

――前半でも色々お聞きしましたが、『BE KIND REWIND』についても改めて色々聞かせてください。本作は6曲目の『-CM-(skit)』を境にパートごとに分かれていますよね。『Over Dubbing』から『LOVE TOGETHER RAP』までの明るいパート、『大人になっても』から『YOUNG LOVE』までのエモいパートっていう。そういった曲順はどの様に決めたのですか?

キム:僕はリリスクで『date course』の頃からずっと同じ事をやってるんです。『date course』のコンセプトは、前半に恋愛ソング、シングル曲が並んで、後半で、その恋が失恋に終わったみたいなメロウな曲が並ぶっていう。やっぱり、コンセプトを意識したときに、どうしても時間軸使って話が展開するんで、後半にコンセプトを言い得てるような曲が並ぶ。そうすると必然的に夏曲が最初に固まるという。

――『WORLD’S END』も時間の流れがあるとおっしゃっていたので、今回もそうなのかなと。

キム:朝から夜みたいな流れは多少意識しているかもしれないですね。『パジャマパーティー』がお泊まり会テーマなので、そこに向かって行く感じ。けど、1日の出来事じゃないしランダムに重ね録りされたVHSのイメージだったので、その感じが明確にはならないように気をつけました。後は『Over Dubbing』が肝心で、あの曲があそこに入れば後は何とかなるなと。だから『Over Dubbing』はアルバムの中で作詞のお題が一番難しい曲だったと思っています。『Over Dubbing』には主人公に葛藤と旅を与える役割があって。葛藤っていうのは、大人になりきれないっていう葛藤。旅っていうのは、冒険を求めて大人へと生き急ぐ旅みたいな。

楽しい時間があって、だけど、徐々に後半になるにつれて、それが終わりに近づいてるんだっていうのに気付く。それを認めてくみたいな時間が描ければいいなと思ってたんで。それも込みで、序盤に楽しい曲が並んだのかなって。

――なるほど。あとお聞きしたいのが、『-ending talk-(skit)』の中で「最後の曲です、どうぞ」と話した後に、『LAST DANCE』が流れるという構成になっています。でも実際には、その後『パジャマパーティー』も、『REW ) PLAY (FF』もある。『LAST DANCE』を最後の曲にしなかった理由は何ですか?

キム:このアルバムで『LAST DANCE』に向かって、どんどん大人へと生き急ぐ中で、一つ終わりを迎えるって瞬間があったときに、あともう少しこの時間をどう楽しむかとか、その先に何があるかっていう答えっていうのは、何かしら曖昧でも、俺たちなりに書いてあげなきゃいけないかなっていうのはあって。単純に、僕が、『BE KIND REWIND』ってアルバムをノスタルジーのアルバムにしたくなかったっていうのもあります。

過去を振り返ることを僕は悪いとは思わないけど、ずっと今を更新していたい想いがあったりとか。そうやって過去とどう付き合って行くかっていうのが今だし、それが未来につながることだと思うから。木村好郎という名義で、僕、『REW) PLAY (FF』の歌詞を半分書かせてもらってるのですが、どうにか自分なりの答えを書けないかなって思って。うまく答えを提示できたかどうかはわからないですけど笑 このアルバムを聴いて、もし自分の青春時代とかそういうのと重ね合わせて思ってくれたらありがたいし、『LAST DANCE』という1回終わらせたみたいな曲の後に続きがあるのが重要かなって。

――そうお話聞いてからだと『パジャマパーティ』の印象もまた変わりますよね。

キム:あの曲って、「大人じゃない、子どもじゃない」という歌詞で、このアルバムで設定した葛藤に対して半ば暴力的に答えを出してる曲だと思うから。別にどっちでもよくない?みたいな。それって、つまり、そんな急いで大人になろうとする必要はないし、かといって、大人になったからってもう青春が終わったっていって悲観するような話じゃないよねっていう曲なのかなって。そもそも青春って終わった時にしか青春の中にいたと気付けないものなので。

――すごくすごく納得しました。こうしてお話を聞いていると曲順決めにもストーリーがあって、それこそ映画作りの様だなあ、すごいなあと思うのですが、キムさんはいつか映画を撮りたいと思いますか?

キム:撮りたいですね! 大学2年、3年ぐらいから脚本書いてて、4年生の卒制で撮りたかった映画があったんです。だけど、リリスクを大学時代に始めたら忙しくなっちゃって撮れなかった。ま、今思うと超つまらない脚本だったんで、それはそれで良かったんですけど笑本当は今でも撮ればいいじゃんって感じなんですけどね、ダサい言い訳するとなかなか物理的な時間とかの問題で出来ていないですね。だから、以前『アイアム野田映画祭』というイベントで短編を作ったんですけど、ああいう機会って本当にありがたいですね。

【動画】キムヤスヒロ監督作品『待つ男』
https://www.youtube.com/watch?v=RmRPMSs4sgk [リンク]

――私も映画祭遊びに行っていて、キムさんに投票しました! 大賞とオーディエンス賞をダブル受賞したんですよね。

キム:すごい嬉しかったです。でも、ザ・ギースの高佐さんに、イベント終わった後「データください」って言われたのが一番嬉しかった。元々せきしろさんのファンで色々なきっかけで僕もリリスクメンバーもイベントに関わらせてもらっていて、ザ・ギースさんもアイアム野田さんも大好きなんで、本当に楽しいです。
あのイベントの時にはリリスクの仕事の合間で作品作れたんですよね……。そう考えると映画作りも、やりたいならやれよって感じではあります。早く、実現したいですね。

――いつかキムさんの映画を観れることを楽しみにしています。そしてまた今日の様にお話伺わせてください! ありがとうございました。

lyrical school 最新情報

「VDC Magazine 013」は『#predia』と『lyrical school』が表紙! 9月27日(金)より無料配布開始(※1部店舗9/30〜)
詳細:http://wp.vdc.tokyo/article/6994 [リンク]

『lyrical school』メンバーの自己紹介とマイブーム、9月11日にリリースしたニューアルバム『BE KIND REWIND』について一曲づつ紹介してもらったインタビューを、VDC Siteに掲載中。美麗撮り下ろしグラビアも見逃せません!あわせて、ぜひご覧ください!

lyrical school「次のアルバムにはこの曲を絶対に入れるって、一番最初に決まったそうです」ニューアルバム全曲紹介[Special Interview]

https://wp.vdc.tokyo/article/7003 [リンク]

【新アルバム『『BE KIND REWIND』』発売中!】

1 -special program-(skit)
2 Over Dubbing
3 秒で終わる夏
4 ドゥワチャライク
5 LOVE TOGETHER RAP
6 -CM-(skit)
7 大人になっても
8 Enough is school
9 Tokyo Burning
10 YOUNG LOVE
11 -ending talk-(skit)
12 LAST DANCE
13 パジャマパーティー
14 REW) PLAY (FF

【lyrical school Tour 2019 “BE KIND REWIND SERIES”】

<part.1>
lyrical school oneman live BE KIND REWIND
9/13(金)@マイナビBLITZ赤坂

<part.2>
PLAY 公演 ※対バンツアー
9/21(土)大阪RUIDO
9/22(日)京都 CLUB METRO
9/28(土)柏Thumb Up
9/29(日)高崎CLUB FLEEZE
10/6(日)NEXS新潟
10/19(土)浜松G-SIDE
10/20(日)VERSUS東海ホール

<part.3>
FF公演 ※ワンマンツアー
11/9(土)大阪CLUB JOULE
11/17(日)福岡DRUM Be-1
11/24(日)よみうりランド 日テレランランホール

http://lyricalschool.com
https://twitter.com/lyri_sch [リンク]

企画・写真・写真デザイン:周二郎
取材・文:藤本エリ
取材:山末あつみ

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藤本エリ

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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