[トマトのスープレシピ]トマトとしじみの味噌汁&酸辣湯スープ
簡単でおいしく、ヘルシーな料理やスイーツづくりで人気の料理研究家、高橋千帆さんにトマトスープのレシピを紹介していただきました。生トマトやトマト缶を使った、和風と中華風のレシピです。
ミニトマトとしじみの味噌スープ
ミニトマトとしじみ、2つの食材のうまみがたっぷり溶け込んでいるお味噌汁です。ミニトマトは生で使うため、フレッシュ感も楽しめます。ミニトマトは潰しながらいただくと、より美味しいですよ!
材料(2人分)
ミニトマト:6個(約60g)※
しじみ:190g
水(味噌汁用の水):450~500ml
味噌:大さじ1
普通のトマト(中玉サイズ1個)でもOK。その場合はくし型で8等分に切る。
作り方
バットを用意し、1%の塩水(分量外)を、しじみが呼吸できるように完全に浸からない水位まで入れ、2時間ほど放置し砂抜きする。その後、殻と殻を擦り合わせて洗う。
ミニトマトのへたを取っておく。
鍋に1と水を入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にし、あくを取る。
3にミニトマトを入れ、5分以上煮る。
作り方のポイント
トマトをしっかり煮込むことで、風味がまろやかになります。煮崩れても気にせず、火を通しましょう。
4に味噌を溶かしてできあがり。
memo
砂抜きの際に、しじみをザルに入れた状態でバットの塩水に浸けると、吐き出した砂を再度吸い込むのを防ぐことができます。
ミニトマトは、食感を楽しみたい場合は丸ごと加え、うまみを溶け出させたいときは半分に切って煮込みます。
トマトの酸辣湯(サンラータン)
爽やかな辛味と酸味で、食欲をそそる酸辣湯。トマト缶、鶏がらスープの素を使ってサッと作れる、見た目も華やかなご馳走スープです!
材料(2人分)
トマト缶(カット):100g
水(スープ用):400ml
豆腐:80g
溶き卵:1個
A
鶏がらスープの素:大さじ1/2
黒酢(酢でもOK):大さじ1
塩(調整しながら入れる):ひとつまみ
こしょう:少々
砂糖:少々
ラー油:少々
片栗粉:小さじ1/2
水(水溶き用):小さじ1
作り方
鍋にトマト缶と水(スープ用)を入れ、強火にかける。
豆腐は1cm角のさいの目に切っておく。
1が沸騰したら弱火にし、5分ほど煮る。
3に2とAを入れ、2~3分煮て、味を調える。
味を調える際のポイント
少し塩気が物足りないかな、というところでやめておくと、素材の味が感じられておいしく食べられます!
4に片栗粉を水で溶いて回し入れ、とろみをつける。強火にし、溶き卵を回し入れてできあがり。
memo
溶き卵を入れたらすぐ火を止めて、卵がかたくならないようにしましょう。
最後に
トマトのうまみと酸味が溶け合うスープです。生トマト、トマト缶のそれぞれのおいしさをぜひ味わってください。
高橋千帆/Chiho Takahashi
料理研究家/ベジタブル&フルーツアドバイザー
1980年、北海道生まれ。二女の母。調理、菓子の学校を卒業し、ベーカリー、パティスリーなど、さまざまな経験を重ねる。2007年より、インターネット販売、店舗PR用の菓子製作など、菓子を中心とした活動に従事。その後、出産、子育てを経て、菓子、料理に関わる活動を再スタート。現在は、料理家たかはしよしこ氏の「エジプト塩」スタッフとしても活躍。また企業のフードスタイリング他、食事の講座を主催しながら、家庭でも簡単に美味しく作れる「身体と心が喜ぶ料理」を研究している。
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トマトには大きく分けて2種類あり、果皮が赤い品種の「赤系」、果皮が透明な品種の「ピンク系」に区別されます。現在は品種改良が進み、あまり区別はなくなっています。鮮やかな赤い色の正体は「リコピン」で、カロテノイドの一種です。
最終更新:2024.05.19
文・写真:高橋千帆
監修:高橋千帆、カゴメ
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