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レディー・ガガの肉ドレスを超えた?「肉鎧を着た男」が海外のネット上で話題に

奇抜なファッションをすることで知られるレディー・ガガは、その過激さから物議を醸すことでも有名だ。これまで身につけた服は、胸から花火が飛び散るものや、真珠のようなもので顔と全身を包んだもの、タイツで全身を覆ったものなど、舞台衣装だとしても普通の人ならばなかなか着られないようなデザインばかり。特に、生肉で全身を覆ったドレスは、世界中で大きな物議を醸した。

だが、そんなガガの生肉ドレスのさらに上をいくと思われる「ベーコンマン」が海外のインターネット上で話題を集めている。写真を見ると、生肉ドレスをはるかに上回る量の肉の塊を巻き付けた男が、どこか遠くを見つめながら立ち尽くしている。胸や太ももに巻き付けられた肉量はとにかく半端なく、肉のずっしりとした感じが鎧(よろい)のようだ。ガガの生肉ドレスも驚きだが、肉鎧にはさらに驚かされる。

気になるこの男性は、パフォーマンスやインスタレーションを通じて独自の作品を発表している、中国を代表する現代アーティスト、ジャン・ホァン(張洹、Zhang Huan)。現在は上海とニューヨークを拠点に活動しており、日本では「横浜トリエンナーレ」(2001年)や、「あいちトリエンナーレ」(2010年)に参加している。

ジャン・ホァンの作品は、センセーショナルなものが多い。初期は、蒸し暑い公衆トイレでハエに覆われていくパフォーマンス「12平方メートル」(1994年)や、体を鎖で縛り天井から吊され血を抜かれる「65キログラム」(94年)など、自分の身体と精神をぎりぎりまで追い詰める人体実験のような作品をゲリラ的に発表した。90年代後半からは、西欧の現代美術の流れを取り込みながら、圧倒的なスケール感を持つインスタレーションや、大勢で池に入り水位を上げる「池の水位を上げる」(97年)、最近話題になった生肉を身にまとったパフォーマンス「Homeland」(2002年)などインパクトのある作品を次々と生み出した。

その過激な内容から批判を浴びることも多いが、今では現代アート界で欠かすことのできない作家のひとり。体制への批判、表現の自由、生きることの意味など、作品に込められたメッセージを感じながら鑑賞してみるとおもしろいかもしれない。

・12㎡(1994)

・65kg(1994年)

・My America(1999)

・Hero No.1(2009)

・Window(2004)

・My Rome(2005)

画像:PopNews / zhanghuan.comより引用

※この記事は、ゴールドラッシュの「朴美奈」が執筆しました。[リンク]

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