もやし栄養!あるorない?種類別の栄養と料理別のおすすめ品種
もやしは、安くてボリュームたっぷりの食材ですが、栄養があるのかないのか分からないという一面も。一口にもやしと言っても、大豆や緑豆のほか、そばからつくるもやしなど、実は複数の品種があり、栄養価や特徴も違います。そこで今回は、もやしの代表的な品種の栄養価の比較とおすすめの食べ方を紹介します。
代表的な品種の栄養
もやしは、発芽し成長する過程で新たな栄養素を生成するという特徴があります。大豆(上の写真真ん中)、ブラックマッペ(右)、緑豆(左)の、3種類のもやしに含まれる栄養素を比較してみましょう(可食部100g当たり)。
カルシウム(mg)
カリウム(mg)
カルシウム、カリウムの含有量は、大豆もやしが突出していることがわかります。
ビタミンB1(mg)
ビタミンC(mg)
ビタミンB1は、3品種のうち大豆もやしに多く含まれます。一方ビタミンCは、ブラックマッペもやし、緑豆もやしのほうに多いことがわかります。
品種別の特徴とおすすめの食べ方
●大豆もやし
豆が付いたまま食べ、独特の味と食感があります。ナムルやスープ、炒め物などに向いています。
●ブラックマッペもやし
やや細めで、ほのかな甘みがあります。しっかりとした食感があり、焼きそばやラーメンの具、おひたしに向きます。
●緑豆もやし
国内ではもっとも生産量が多く、またもやしは傷みやすい野菜なのですぐに出荷されることから、流通量も多い品種です。やや太めで、くせのない味で、鍋の具材や炒め物、ラーメンなどに向きます。
最後に
料理に合わせてもやしの品種を使い分け、おいしさや食感を楽しんでください。
[もやし]スープやサラダに!おいしく食べるための料理のコツ
シャキシャキとした食感のもやしは、和洋中、エスニックと、さまざまな料理のアクセントになる便利な食材。室内で人工発芽させるため、年間を通じて出回っており、価格が安定しているのも特徴のひとつです。緑豆や大豆のほか、「ブラックマッペ」という豆を発芽させたものも流通しています。
最終更新:2022.12.10
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
出典:
農林水産省「こどもの食育」食材を知ろう 大豆編
文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)野菜類
もやし生産者協会
もやしの種類
もやしの栄養
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