富山県の伝統工芸と融合!電子ペーパーディスプレイ採用のオーディオプレーヤー「HINN」

access_time create folderデジタル・IT
「環境に優しいガジェット」というものを本気で考えるとしたら、それはどのような形になるのだろうか。ひとつ言えるのは、再生不可能のプラスチック材料を使わないということだ。

クラウドファンディング「Makuake」に登場したオーディオプレーヤー「HINN」は、環境に配慮した製品のみで構成されている。即ち、それを処分する際に全ての部品を自然分解またはリサイクルできるよう考慮された製品だ。

・再生不可能素材は使わず

HINNに使われている材料は、金属と木材、そして再生可能プラスチックである。リサイクルできない種類のプラスチック部品は使われていない。

プラスチックは強度に優れている上に軽量の材質であるが、それが今や地球環境に深刻な影響を与えている。プラスチックは自然分解されず、数千年に渡って残り続ける。

だからこそ、HINNは再生できないプラスチック部品は使用しない方向で開発された。さらにHINNには数種類のラインナップがあるが、その中に銅製シャーシのものがある。これは台湾で製造され、その後日本で着色作業が行われる。

この着色には、富山県高岡市の伝統工芸品である高岡銅器の技術が応用されている。日本の職人技がオーディオプレーヤーの製造に転用されているのだ。

・電子ペーパー採用

HINNのディスプレイは電子ペーパーで、これは消費電力を大幅に抑える役割も担っている。とことんまでに省電力、リサイクル効率を目指している製品と言えよう。

HINNはMakuakeで資金調達を実施している。高岡銅器着色の製品はやはり大量生産できるものではないため、数に限りがあるようだ。現在は3万2000円の出資枠が用意されている。配送は9月末から。

Makuake

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 富山県の伝統工芸と融合!電子ペーパーディスプレイ採用のオーディオプレーヤー「HINN」
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。