いくつもの夜を使いはたしていく夏の日々―「きみの鳥はうたえる」三宅唱監督インタビュー

いくつもの夜を使いはたしていく夏の日々―「きみの鳥はうたえる」三宅唱監督インタビュー

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(文・インタビュー=常川拓也/『キネマ旬報 2019年5月上・下旬号』より転載)長く続く遊びの時間宝石のような夜が明け、朝を迎える―「きみの鳥はうたえる」は、主人公「僕」(柄本佑)と友人の静雄(染谷将太)、そして佐知子(石橋静河)が酒を片手に遊び回って、いくつもの夜を使いはたしていく夏の日々を叙情的に描写している。監督の三宅唱は、彼ら3人の物語をシネマスコープのフレームで際立せながら、その奥に広...

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