WOWOW初のキャンプフェスに奇才 82歳のエルメート・パスコアールとは

WOWOW初のキャンプフェスに奇才 82歳のエルメート・パスコアールとは
エルメート・パスコアール/画像は公式サイトより
5月11日(土)・12日(日)に開催されるWOWOW初のキャンプフェス「FUJI & SUN ‘19」が開催される。

出演アーティストの中には、エルメート・パスコアール&グループの名が。

1936年に生まれたブラジルの超大御所、82歳の「無形文化財」ことエルメート・パスコアール(Hermeto Pascoal)だ。

ブラジルの「無形文化財」エルメート・パスコアール

エルメート・パスコアール

エルメート・パスコアールは1936年6月22日、アラゴアス州アラピラカ郡ラゴア・ダ・カノア出身。

幼少から電気などのインフラが行き届かない大自然の中で育ったエルメートは、木製のフルートやカボチャでつくったパイプなどお手製楽器を手にし、湖の水の音、鍛冶屋である祖父の金属音などあらゆる音に対してインスピレーションを得るという生活の中で、徐々に音楽家としての才覚を形成していくことになる。

祭りのバンドネオン奏者だった父親の影響から、7〜8歳でアコーディオンを始め、同時にフルート、タンボリンなど多彩な楽器を習得。そして14歳でピアノ奏者としてプロデビューを果たした。

アイアート・モレイラらとのバンド「Quarteto Novo」での活動や、マイルス・デイヴィス作品への参加などで注目を集めた。

ブラジル音楽やジャズ、フュージョンなどを昇華した変拍子を多用する音楽性に加えて、鳥や豚の鳴き声、鍾乳洞での残響を使った演奏、蝶の舞うジャングルの池で木製の笛を吹くといった奇抜なパフォーマンスでも知らている。

「FUJI & SUN ‘19」では愛弟子5人の来日

2006年以降は、妻のアリーネ・モレーナとの連名でのレコーディング作品をゆったりとしたペースで発表しつつも、グルーポでのライブ活動を精力的に継続中。

80歳になった現在でも、演奏家として進歩の過程にあり、世界最高レベルの集団グルッポを統率するバンドリーダーである。

2017年には3枚のアルバムをリリースし、15年ぶりの新作『No Mundo Dos Sons(In The World Of Sounds)』、全宇宙が驚愕した1976年の未発表スタジオ・セッション『VIAJANDO COM O SOM(TRAVELING WITH THE SOUND)』、ビッグバンドとして新作『NATUREZA UNIVERSAL(NATURE UNIVERSAL)』をリリース。

5月の「FUJI & SUN ‘19」の出演は2018年に日本のファンを魅了した愛弟子5人とともに来日。富士山を背景に最高の音楽と自然を楽しめる、まさに夢のひとときとなることは間違いない。

引用元

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