マーベル大好き! 十束おとは(フィロソフィーのダンス)が語る『キャプテン・マーベル』とMCU「アベンジャーズみたいなアイドルグループになりたい」
――おとはさんがマーベルを好きになった最初のきっかけは何だったんですか?
おとは:元々、母がすごく映画好きで。『X-MEN』や『スパイダーマン』とかを小さな頃から見せられていて、子供心に「カッコいいなー!」「おもしろいなー!」って思ってたんですけど。こんなにハマったきっかけはゲームなんです。ゲームセンターに通うのが趣味で、学生時代にもよく行ってたんですけど。よく行くゲーセンに、”いにしえの筐体”みたいな、昔の筐体として『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』が置いてあって。それで、後ろで見てたんですよ。腕組んで、”ベガ立ち”って言うんですけど(笑)。
――ベガ立ち!(笑)
おとは:そうなんです(笑)、ベガ立ちで観てたら、「シルバー・サムライ」が出てきて。侍で刀を持っててるのに、なぜか手裏剣と炎とか氷、雷を使っていて、「この人、全然刀使わないじゃん!」って思っちゃって(笑)。そこから好きになってしまい。それから他のマーベルキャラクターもそれぞれチェックする様にになって。無事『ウルヴァリン: SAMURAI』で、シルバー・サムライが出てきたのですが、めっちゃカッコ良かったですね!
――おとはさんはゲーム好きとして知られていますが、マーベルを好きになったきっかけもゲームだったとは!
おとは:MCUで一番最初に映画館で観たのは『アベンジャーズ』(2012)で、そこから一つ一つのキャラクターと作品が好きになって、今に至ります。私じゃ元々すごくオタク気質で、アニメとか漫画とか大好きなんですけど、マーベルが唯一映像から入って、原作を追わずに楽しんでいるコンテンツなんです。原作から読み込んでいて、詳しい方たちもいっぱいいらっしゃると思うんですけど、私みたいな映画から入っても楽しめるコンテンツなんだっていうのを、もっといろんな方に知って頂きたいなって思います。
――私もおとはさんと同じくマーベル大好きなので、分かるんですが、「どこから観ればいいの?」ってめちゃくちゃ聞かれますよね(笑)。
おとは:そうなんです!「どこからでもいい」って返すんですけど。やっぱりピンとこない人が多い……。シリーズ物としては珍しいと思うんですけど、つながってないようでつながってるみたいなのが、マーベルの魅力だと思っていて。どこからでも楽しめるけどたくさん作品を観ていくと、「あ、こうなってたんだ!」っていうのが分かる。私も最初は、全員イケメンだし、キャラクター名はカタカナだし、誰が誰だかわからない!って状態だったので(笑)、それを乗り越えるとどんな方にも楽しめると思っています。、『アベンジャーズ』(※)だけでも楽しめるんですけど、単体の映画を一本ずつ全部見返したら、100倍くらい楽しくなるので!
※『アベンジャーズ』シリーズ:『アベンジャーズ』(2012)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
――おとはさんが特に好きなキャラクターは誰ですか?
おとは:デッドプール、ウィンター・ソルジャー、ブラックパンサーが特に好きです!
――私もウィンター・ソルジャーが一番好きです!
おとは:あのカッコ良さはずるいですよね!!
――俳優のセバスチャン・スタンがそもそもカッコいいんですけど、でも特にバッキーの時がカッコいいんですよね。
おとは:そう! そうなんです! バッキーの時は特にすっげーイケメンなんですよね。あれはマーベルの力(笑)。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)で最後にキャップを海辺まで引きずるシーンがあって。あれ、もう何回も自分に投影して、キャップの代わりに自分が引きずられてると思って、ずっと妄想してました(笑)。本当に好きすぎて。
――キャップになりたい気持ちは分かりますが、引きずられても良いんですね!(笑)
おとは:引きずられても構いません!(笑) 大好きです、ウィンター・ソルジャー。元々アニメや漫画、ゲームでも長髪キャラが好きなんですよ。なので、ソーが髪を切ってしまって本当にショック(笑)。短いのもカッコいいんですけど……。
――ブラックパンサーはちょっと意外でした。
おとは:もうマーベルに関しては”DD状態”(誰でも大好き状態)なのですが、私の好きなキャラクターの共通点としては、「最初と最後の印象が全然違う」事なんです。ブラックパンサーも最初は普通の男性だったのがどんどん自覚が芽生えて、最終的にめっちゃいい男になるみたいな(笑)。バッキーも最初は謎でしかなかったのに今では仲間とあんなに協力していて。その成長する苦悩を一緒に体験したような気持ちになって、感情移入して、好きになります。
似たような感じだと、アイアンマンは『アイアンマン3』(2013)でやっと好きになりました。最初はイケイケでカッコよすぎて「何この人は!完璧なの?!」って思っていたのが、3で崩れて、「彼も大変だったんだなあ……」って一気に共感してすごく好きなキャラクターになりました。……って、ベラベラと喋ってすみません(笑)。
――とんでもない! 私もマーベル大好きなので、ありがたいですよ!本当に。
おとは:私もめっちゃ楽しいです! 周りで誰も聞いてくれないんですよ!こういうオタク話。
――メンバーの皆さんも?
おとは:アツく語っても「へ〜」って流されてます(笑)。でも、ファンの方でマーベル好きが結構多くて、「これコミコンのおみやげだよ!」ってくださったりとか。アメリカにしかないグッズをわざわざ輸入してくださった方とか。なので、唯一マーベルのオタク話を出来るのが「フィロのス」のオタクの方っていう(笑)。やっと見つけた仲間なので嬉しいです。
▲2019年4月5日リリース フィロソフィーのダンス『エクセルシオール』
――フィロソフィーのダンスのニューアルバムのタイトルが『エクセルシオール』ですが、「エクセルシオール(Excelsior)!!」と言えばスタン・リーさんが編集後記に記す合言葉なので、マーベルもフィロのスもファンな私からすると嬉しい偶然!って思っていたんですよ。
おとは:実は、偶然じゃないんですよ!
――そうなんですね!
おとは:プロデューサーの加茂さんもマーベル作品が好きで、スタン・リーさんの訃報を聞いて、2人で「悲しいね」って話していたんです。その時ちょうどアルバムのタイトルを決めたりとか、アルバムに関する会議が行われて、加茂さんに「聞いて欲しいことがあるんだけど、アルバムのタイトルを『エクセルシオール』にしようと思う」って言われて。フィロのスを3年間ほどやってきて、初めて加茂さんがプロデューサーで良かったって思いました!!(笑)
――初めて!(笑)。
おとは:本当に!初めて!「この人、いいこと言うじゃん!」って思ったんですよ!(笑)。エクセルシオール』っていう言葉の意味が、”常に向上していく”っていう意味で、言葉自体にも魅力がありますし、いち表現者として、いちファンとしてスタン・リーさんの魂を引き継いでいこうみたいな想いもあったりして。
――確かに”常に向上していく”という意味はフィロソフィーのダンスの4人にぴったりの言葉だと思います。
おとは:私これまでのインタビューでも、「どんなアイドルになりたいですか?」って聞かれた時に「アベンジャーズみたいなアイドルグループになりたい」ってずっと言ってきたんです。なので、「ようやくちょっとだけ叶った!」と思って、めちゃめちゃ嬉しいんです。
――4人それぞれすごく個性があって、それぞれにないものがあるっていう意味ではアベンジャーズの様なグループですよね。
おとは:個性の部分は本当にそうだと思います! なので、衣装にも鎧とかカチカチするものを付けてくださいって言ってるんですけど、それはまだまだ叶えられそうにありません(笑)。キャップみたいに盾を持って歌いたいです。
――おとはさんはマーベルヒーローになれるとしたら、何が良いですか?
おとは:う〜ん、考えますね。皆それぞれにすごく苦悩や痛みを乗り越えて、スーパーパワーを身に着けているじゃないですか。そうなると、カッコいいヒーローには憧れるけど、私があの苦しみを受け入れられるだろうか?って考えちゃうんです。まず、住むのは地球が良いですね。私、高所恐怖症なのですが、「ファルコン」みたいな力を持って、高所を克服して、鳥みたいに自由に、戦ってみたいなって思うのと。あとパワードスーツの中だと、「ブラックパンサー」の最新技術を駆使したスーツが一番好きなので。ファルコンかブラックパンサーですかね。
――なるほど。カッコいいヒーローの苦悩まで考えてしまうわけですね!
おとは:そうなんです。記憶を消されたりとか、痛いことをされたりとか、実験されたりとか。「そんなの自分、耐えられない!」と思って。さらに自分のためではなくて人のために戦わなきゃいけない。もう感謝しなきゃいけない存在だなと思います。ヒーロー達には本当に頭が下がります。
――素晴らしい視点ですね! メンバーそれぞれも、このメンバーはこのキャラっぽいとかありますか? これが似合いそうとか。
おとは:そうですねえ、難しいけど、(奥津)マリリは「キャプテンアメリカ」。メンバーカラーも青ですし、グループのセンターを走っていけるような人物なので。(日向)ハルちゃんはハルクです、絶対! ゴリゴリのゴリを自称しているので(笑)。あんぬ(佐藤まりや)は、スカーレット・ウィッチかな? 前線でバリバリ戦うわけではないけれど、援護系にいたらすごく助かる感じのキャラクターだなと思って。
――いいですね。人数は足りないですけど、来年のハロウィンは「ドラえもん」に次いでぜひ「アベンジャーズ」を!
おとは:(爆笑)。いいですね! 皆まだマーベルのことを知らないけれど、みんなも面白いことをしたくてしょうがない人たちなので、ぜひ相談したいです。
フィロのス×ドラえもん💃💃💃
何事にも本気🤗🤗🤗 pic.twitter.com/WXQC8fOZgY— 奥津マリリ🍼'19 (@philosophy092) 2018年10月29日
▲昨年アイドル界を騒然とさせた、全力の『ドラえもん』
――ぜひ!楽しみにしております。最後に、おとはさんが今後のマーベル作品に期待することはどんな事ですか?
おとは:マーベル作品は常に観る前の期待を上回ってくれるので本当にありがたいのですが、とりあえず『アベンジャーズ/エンドゲーム』をなんとかハッピーエンドにしてほしいです! (インフィニティ・ウォーは)本当に落ち込むくらいショックだったので、どうにかして良い方向に、みんなが笑顔でいられる方向にいけばいいなと願います。あと私はX-MENやデッドプールが大好きなので、いずれはそちらとのクロスオーバーみたいなことが実現したら最高ですね。
後は、スパイダーマンシリーズにとっての『スパイダーマン:スパイダーバース』の様に、これまでの映画作品を改めてアニメとかに変えたりとか。『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』の様な作品も好きなのですが、もっとMCU世界観のままアニメにを作ったりっていうのは、アニメ好きとして期待しちゃいます。
――確かに実写映画にアニメに、そして今日おとはさんに着ていただいた様にファッションとか、こういったお店の様にインテリアであったりだとか、マーベルの楽しみ方って無限大ですよね。
おとは:本当ですね! とりあえずは『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで、これまでの作品を見直して予習して、万全の状態で挑みたいです!
――またぜひ語りましょう! 今日はどうもありがとうございました!
十束おとは 🎮フィロソフィーのダンス @ttk_philosophy
https://twitter.com/ttk_philosophy [リンク]
(撮影:周二郎)
「フィロソフィーのダンス」最新情報
「フィロソフィーのダンス」
奥津マリリ
佐藤まりあ
日向ハル
十束おとは
ウルフルズ、氣志團、ナンバーガール、Base Ball Bear、相対性理論などを世に輩出した 加茂啓太郎がプロデュースを担当。
略称はフィロのス。2015年8月、音楽的にはコンテンポラリーなファンク、R&B。歌詞には哲学的なメッセージ込めるというコンセプトのもと、活動を開始。アイドルの枠には収まらない高い音楽性と歌唱力で話題となる。
2016年11月には原宿アストロホールで初のワンマンライブをソールドアウト。 同月ファースト・アルバム「Funky but Chic」をリリース。
2017年は新宿ブレイズ、渋谷 WWW、渋谷クアトロとワンマン・ライブを成功させ、Tokyo Idol Festival,、@JAM、SUMMER SONIC などの大型フェスにも出演を果たす。
2017年11月セカンド・アルバム「The Founder」をリリース。オリコン・アルバム・チャート38位にランクインする。
ヒャダイン、ライムスター宇多丸、マーティー・フリードマン、Da-iCE 工藤大輝などに絶賛される。
アルバム収録曲「ダンス・ファウンダー」が Spotify のバイラル・チャートで女性アイドルとしては初の1位を 2日間記録し話題となる。
2018年6月にはクラウド・ファンディングで約 1000 万円の資金を集め恵比寿リキッド・ルームにて 初の生バンドでのワンマンライブを成功させる。同年8月にリリースされた両 A 面シングル「イッツ・マイ・ターン/ライブ・ライフ」はオリコン・デイリー・チャート1位、ウィークリー・チャート7位を記録した。12月16日には品川ステラボールでのワンマンライブ、続いて9本の全国ツアーを行なった。また、「2019 バズるアーティスト」として、アイドルとして最高位にランクイン。
2019年4月より、テレビ朝日にて初の地上波での冠番組「フィロのス亭」が決定! アイドルの枠を超え全ての音楽ファンに愛されるグループを目指している。
◆新アルバム「エクセルシオール」
◆ライブ
フィロソフィーのダンス「Bandwagon Vol,1」
2019年4月16日(火)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2019年4月17日(水)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2019年4月23日(火)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
フィロソフィーのダンス公式サイト
https://danceforphilosophy.com [リンク]
フィロソフィーのダンス公式Twitter
https://twitter.com/DFP_2015 [リンク]
『キャプテン・マーベル』作品情報】
【ストーリー】
記憶を失ったヒーロー、キャプテン・マーベル。彼女の過去に隠された “秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。果たして彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか?そして、最後につかむ“衝撃の真実”とは…? 禁断の記憶の謎を追う、サスペンスフル・アクションが幕を開ける!
https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html [リンク]
(C)Marvel Studios 2019
店舗情報・クレジット
『GOOD VIBES BAR TOKYO』
住所:〒155-0031 東京都世田谷区北沢 2−9−17 2F 左
電話番号:03-5790-9206
営業時間:平日18:00〜24:00
週末(土.日)17:00〜24:00
定休日:毎週火曜日
マーベルをはじめとするアメコミ作品、洋画グッズがオシャレにディスプレイされたまさに“グッドバイヴス”なバー。映画をイメージしたオリジナルカクテルや、美味しいおつまみを楽しめる人気店。
https://www.instagram.com/goodvibesbartokyo/ [リンク]
「マーベル by ラウンジフライ ミニリュック キャプテン・マーベル」
「マーベル by ラウンジフライ ハンドバッグ キャプテン・マーベル」
◆Loungefly / ラウンジフライ
アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置くファッションブランド。『ディズニー』『スター・ウォーズ』『マーベル』といったライセンス・キャラクターをモチーフにしたファッションアイテムを展開。
http://www.loungefly.jp/item_list.html?siborikomi_clear=1&keyword=capmar [リンク]
【コスベイビー】『キャプテン・マーベル』[サイズS]キャプテン・マーベル(スターフォース版)
【コスベイビー】『キャプテン・マーベル』[サイズS]キャプテン・マーベル
◆コスベイビー
ホットトイズが展開する「コスプレした赤ちゃん」をコンセプトとしたキュートなシリーズ。ホットトイズの東京フラッグシップ・ストア「トイサピエンス」他で販売中。
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(C)2019 Marvel.
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