【話題】日本人女性は男性より賃金が約24%低い / もしもコーヒー1杯の値段が男性400円に対して女性が304円で異なる金額だったら……
皆さんは、日本における男性と女性の賃金格差に、24.5%も開きがあるのをご存知でしたか? 経済協力開発機構、いわゆるOECD加盟国は36か国ありますが、その国々で賃金格差をランキング化したところ、日本は最下位から3番目、つまり35位という結果に。
・コーヒーカップには「24%」の文字
2019年3月23日(土)~24日(日)に開催された第5回「国際女性会議WAW! / W20」で、心に響く数字が書かれたコーヒーが来場者に無料で提供され、大きな話題となっています。コーヒーカップには「24%」と書かれており、さらに「24% IS THE NUMBER OF GENDER PAY GAP IN JAPAN」とも書かれています。
・同じコーヒーでも約100円の差は大きい
書かれている「24%」は日本における男女賃金格差の24.5%のことで、コーヒーを提供しているフィリップ モリス ジャパン合同会社(以下 PMJ)が作ったもの。
その賃金格差をコーヒー1杯の値段に置き換えて考えてみると、男性は400円ですが、女性は304円になるそうです。同じコーヒーなのに、約100円の差は大きいですよね!
・大きな賃金格差がある日本だが
そもそも、どうしてこのようなコーヒーカップをPMJが作ったのでしょうか。日本にはこれほど大きな賃金格差があることを世間に広めることも目的としてありますが、PMJはいち早く男女の賃金格差を解消するべく活動してきたから。
・同一の労働に対して同一の賃金が支払われるべき
PMJを含むフィリップ モリス インターナショナル(以下 PMI)は「男女関係なく同一の労働に対して同一の賃金が支払われるべき」と考えており、スイスでは2015年にNPO法人「EQUAL-SALARY Foundation」から「EQUAL-SALARY」の認証を獲得。
・PMI全90か国の従業員が同一の労働に対して男女の賃金格差がない
さらに日本においても2016年に、国内初となる男女間の賃金格差がない企業として認証されたとのこと。つい最近ですが、2019年3月4日にNPO法人「EQUAL-SALARY Foundation」から多国籍企業として初めて「EQUAL-SALARY Certification」の世界認証も獲得しました。これにより、PMIは90か国以上のすべての従業員に対して性別に関係なく、同一の労働に対して、同一の賃金を支払っていることが認められたことに。
・会場内でひときわ賑わいを見せていたカフェブース
「24%」という数字とともにコーヒー1杯で表現された男性400円と女性304円という金額差。PMJでは、その金額差がほとんど存在しないことになります。ひときわ賑わいを見せていたカフェのブースでは、スタッフからコーヒーを受け取りつつ説明を受けていた人たちが、その数字の意味とPMJの成果を知って驚いていました。
・賃金格差解消だけでなくインクルーシブルな環境づくりと人財の多様化を多面的に追求
第5回「国際女性会議WAW! / W20」で登壇したPMI南アジア&東南アジア・リージョン担当社長ステイシー・ケネディ氏によると、男女の賃金格差をなくすだけでなく、業務において「男性と同じくすべてのチャンスを女性に与えているのか」という部分など、インクルーシブルな環境づくりと人財の多様化を多面的に追求していったとのこと。その努力の賜物が「EQUAL-SALARY」の認証というわけですね。
・出産後の復職率100%!
2018年のデータでは、PMJ社員の女性の割合は16.4%とのこと。驚きなのが、その女性の育児休暇取得率は100%で、さらに出産後の復職率も100%というデータ。男女関係なく、社員を大切にする企業と言えるでしょう。
日本の男女賃金格差24.5%。コーヒーが同額になる日が少しでも早くやってくることを強く願いたいですね。
もっと詳しく読む: 日本人女性は男性より賃金が約24%低い / コーヒー1杯で表現すると男性400円に対し女性304円(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2019/03/25/equal-cafe-pmj-news/
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