隣人は連続殺人犯? 80年代にオマージュを捧げるジュブナイル・ホラー『サマー・オブ・84』日本公開[ホラー通信]
チャリンコ版MADMAX『ターボキッド』のクリエイターが帰ってきた!
カナダの映像制作ユニット『ROADKILL SUPERSTARS』(RKSS)による最新作『サマー・オブ・84』(原題:SUMMER OF 84)の日本公開が決定。
郊外に暮らす思春期真っ只中の15歳のオタク少年が、ひょんなことから隣に住む警察官が実は連続殺人犯なのではと疑いを抱き、メガネ・デブ・不良の親友3人とともに極秘捜査を開始。しかしその先に待ち受けているのは想像だにしない恐ろしいものだった――というストーリー。
少年たちの友情、恋、家庭環境などを子供目線で細やかに描き、観る者を“あの時代”へとスリップさせる映像世界は、クライマックスで驚くべき急展開を迎え、しばし言葉を失うほどの残酷なエンディングへ突き進んでいきます。
1980年代のアメリカは、『E.T.』『グーニーズ』『スタンド・バイ・ミー』『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』といった10代の若者たちを主人公にしたジュブナイル映画の傑作が続々と生まれ、スラッシャー映画と呼ばれるホラー&スリラーが量産された時代でもありました。本作はそんな80年代へのオマージュを捧げ、クリエイター自身の体験を投影させた青春ホラーです。
日本での公開は夏真っ盛りの8月。夏の思い出にぜひどうぞ。今年の夏も暑くなりそうだなぁ……。
作品概要
『サマー・オブ・84』
8 月 3 日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
公式サイト:https://summer84.net-broadway.com/
<STORY>
1984年夏、近隣の町で子供たちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。アメリカ郊外の田舎町で暮らす好奇心旺盛な15歳の少年デイビーは、その犯人が向かいの家に住む警官マッキーではないかとにらみ、親友のイーツ、ウッディ、ファラディとともに独自の捜査を開始する。はたしてデイビーの推理は正しいのか、それとも行きすぎた空想なのか。やがてデイビーの行く手に待ち受けていたのは、彼の想像をはるかに超えた恐ろしい現実だった……。
監督:RKSS(フランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセル) 脚本:マット・レスリー、スティーブン・J・スミス
製作:ショーン・ウィリアムソン、ジェイムソン・パーカー、マット・レスリー、ヴァン・トフラー、コーディ・ジーグ
出演:グラハム・バーチャー、ジュダ・ルイス、ティエラ・スコビー、リッチ・ソマー
2017年/カナダ/英語/106分/原題:SUMMER OF 84 配給:ブロードウェイ
2017 (C) Gunpowder & Sky, LLC
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。