豊洲と築地、新旧の名所をハシゴ!海鮮ひつまぶし&マグロ丼が最高♪
美味しいものと素敵な景色をたずねて三千里。西へ東へ走り回っている週末サイクリストのゆっこです。
今回は、サイクリングツアーで東京の街並みを走りつつ、活気あふれる築地魚河岸のグルメと、移転したばかりの豊洲市場で見学ツアーを満喫してきました。脚と舌で感じる、個性的で魅力的な東京の今をご紹介します。
【行程】
新旧の街並みを走るサイクリングツアー
まずは高層ビルを一望する新スポットへ!
景色は一転、下町情緒あふれる佃島を疾走
ウニたっぷり! 味が三変化する海鮮ひつまぶし
クリームシチューと半熟卵の最強モーニング
最先端のハイテク豊洲市場見学ツアー
マグロの赤身を際立たせる緑色のフロア!
今が旬! 極上天然の鮪づくし丼
新旧の街並みを走るサイクリングツアー
JR東京駅から山手線に揺られること約4分。新橋駅から徒歩8分のところにある「東京みらくるサイクリングツアー」では、レンタサイクルで東京の街を巡る、観光ガイド付きのサイクリングが体験できます。
今回は、豊洲・門前仲町・佃島・月島・銀座を巡る、全行程約18kmの東京半日サイクリングツアー(リバーサイド)に参加しました。
ツアーガイド歴13年の桑田さん。これから走るコースを説明してもらいました街乗りにピッタリのクロスバイクで走ります
サドルにまたがったら、さっそく出発! ガイドの桑田さんの後について、まずは豊洲を目指してコギコギ。
まずは高層ビルを一望する新スポットへ!
晴海運河に架かる豊洲大橋は、長さ550mと走り応え満点の橋です。ママチャリだとちょっときつい傾斜ですが、ギアチェンジができるクロスバイクなので、スイスイ気持ちよく進みます。
橋の真ん中からは、海と街並みのご褒美景色が望めます。
東京オリンピック・パラリンピックに向けて選手村を建設中の晴海埠頭
豊洲市場を取り囲むように整備された「豊洲ぐるり公園」は、2018年にオープンしたばかりの公園。海沿いを走りながら、レインボーブリッジからお台場にかけての景色や都心の高層ビル群を楽しめる、絶好のロケーションです。
サイクリングにぴったりの、海沿いの道。潮風が気持ちいい!
景色は一転、下町情緒あふれる佃島を疾走
隅田川にかかる中央大橋を渡ってしばらく走ると、ガラリと景色が変わり、下町情緒あふれる街並みに。
佃煮発祥の地としても有名な佃島は、江戸時代初期に大阪から移住した漁師たちが埋め立てた人工島で、築地市場のルーツでもある日本橋魚市場の始まりの場所でもあります。
佃小橋の後ろには高層ビル群。新旧入り混じる景色は東京ならでは勝鬨橋からは築地市場跡地が望めます
大勢の観光客で賑わう築地市場を抜け、銀座を走り抜ければゴール!
東京の街並みを一望できる眺めの良い橋から、「え? こんなところを? 」と思うような生活感あふれる通りまで、都会のさまざまな表情を一気に見られたのが新鮮! このツアーは、外国人観光客の参加者も多く、都内にいながらインターナショナルな空気も味わえます。
開発が進む豊洲と、下町風情あふれる佃島・月島。新旧が交差する東京の魅力を、肌で感じられた3時間でした。
ウニたっぷり! 味が三変化する海鮮ひつまぶし
サイクリングでカロリー消費はバッチリ。ぐうぐう鳴るおなかを押さえつつ、築地魚河岸へ向かいます。実は、さっき築地を走っていた時からずっと、海鮮のことを考えてました!
「築地虎杖 魚河岸千両(つきじいたどり うおがしせんりょう)」は、新鮮な魚介が楽しめる築地の海鮮料理店。入り口に掲げられたちょうちん看板にもある通り、海鮮ひつまぶしが名物のお店です。
国産ウニがのった元祖! 海鮮ひつまぶし(税込3,218円)
マグロ、イカ、貝柱、数の子、いくらなど12種類を超える魚介類に彩られたひつまぶしは、思わず「宝石箱や~!」と叫びたくなる一品。いよいよ実食! と、箸を持ち上げたところで、板前さんから「まずはウニを避けて食べてください」という一言が。
そう、このメニューの特徴は、ひつまぶしという名の通り、三段階に味が変わること。ウニは次へのお楽しみとしてとっておき、まずは海鮮丼として半膳頂きます。
あぁ、口の中が海鮮祭り!
板前さんの華麗な手さばきで、ウニご飯に変身
2膳目は黄金に輝くウニご飯。ご飯一粒一粒がウニの甘味でコーティングされ、海鮮丼とはまた異なる、ねっとり濃厚な味わいです。
一度で3つの味が楽しめ、大満足!
築地から銀座までブラブラ歩き、ホテルにチェックイン。途中、デパ地下を巡って購入したスイーツを頬張りながら、銀座の夜景を楽しみました。
もちろん、デザートは別腹。今が旬のイチゴのスイーツをデパ地下で購入
クリームシチューと半熟卵の最強モーニング
おはようございます、ただいま朝の7時です。
銀座から日比谷線で日比谷へ、そこから徒歩で有楽町駅へ向かい、有楽町線で豊洲駅へ。豊洲駅からゆりかもめに乗り換えて、市場前駅に到着! 2018年10月に移転したばかりの豊洲市場にやってきました。市場といえば、やっぱりグルメ! 舌の肥えた市場関係者に愛される、早い、美味い、安いお店がそろっています。
それではさっそく、朝ごはんタイム!
移転したばかりの豊洲市場。近代的な建物が立ち並びます
「珈琲 センリ軒」は早朝から市場関係者でにぎわう老舗の人気喫茶店。
寒い冬に、無性に食べたくなるものといえば? 答えは、クリームシチュー!
センリ軒の看板メニューのクリームシチューは、じっくり煮込まれた野菜の甘味が溶け込む、優し~いお味。ひと口食べて、脳裏に浮かぶのは、実家で過ごした幼き日々。
あ、これ毎日食べたくなるお母さんの味だ!
クリームシチューのスペシャルセット(税込1,200円)
じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、とシンプルな具材の中に、見慣れない、白くて丸い物体が。このシチューの特徴は、なんといっても半熟卵。とろとろシチューにとろとろ半熟卵という、ありそうでなかった美味しい組み合わせ、最高!
バタートースト×とろとろ半熟の黄身×シチューの最強トリオ
最先端のハイテク豊洲市場見学ツアー
朝食の後は、「EventOfficeミキキートス」の豊洲市場見学ツアーに参加しました。食の安全・安心の確保、効率的な物流の実現を目指して作られた豊洲市場の実態はいかに!?
ガイド付きの豊洲市場見学ツアー無線レシーバーからガイドさんの案内が聞こえます
最初に訪れたのは、野菜や果物を扱う青果棟です。
2階の見学者通路はガラス張りになっています鮮度を保つために、場内は22度キープ
だだっ広い青果卸売場の眺めは壮観! 中央には巨大冷蔵庫が鎮座しており、立体駐車場のように機械が動いているのをガラス越しに見ることができます。
巨大な段ボールを運んで、キビキビと働き回る市場関係者さんたちの姿がとてもカッコいい!
マグロの赤身を際立たせる緑色のフロア!
お次は水産卸売場棟。豊洲市場が1日で取り扱う水産物の量は約1600トン、取引額は約16億円に上ります。
中でも特に有名なのはマグロですよね。こちらは、過去に築地市場で取引された最大級のマグロの実物模型。このサイズで、お刺身約5000人前だそうです。
長さ2.88m、重さ496kg! こんな巨大マグロをどうやって釣ったんだろう?
マグロのせり場は、マグロの赤色が引き立つように、フロアが緑色になっています。せりは早朝5時30分から行われるため、この時間には終了しているのですが、取材の日は超超ラッキーなことに、ターレー(運搬車)に載ったマグロの姿を見ることができました。
2019年1月中旬からは1階の見学デッキが開放され、間近でせりが見られるようになるそうですよ。
運ばれていくマグロ。「こんなこと、めったにないです! 」と、ガイドさんも興奮気味で連呼していましたターレーに乗って写真が撮れるフォトスポット
どこもかしこもピカピカで清潔なのは当然、生鮮食品の鮮度を保つための温度管理システムや加工パッケージ設備など、最新技術を詰め込んだ豊洲市場は近代的なハイテク工場のようでした。各見学ルートには、グラフィカルな説明パネルや模型などが設置されており、日本の食卓がどのように支えられているかを学ぶことができます。
私の体は豊洲市場につくられているといっても過言ではないかも!
今が旬! 極上天然の鮪づくし丼
マグロ模型も、冷凍マグロも見たし、やっぱりマグロを食べないことには終われない!
ツアー解散後に向かったのは、マグロのメニューが豊富な「磯寿司」です。
カウンター席では、職人さんが目の前で握ってくれます
今が旬の天然本マグロの大トロ、中トロ、赤身、すき身が一度に楽しめる贅沢な一品です。ねっとり肉厚のマグロがたっぷり! それぞれの部位の味わいの違いを楽しむことができます。
あー、マグロの脂の旨味が脳天を突き抜けていく~。染みる~! 豊洲に来て、マグロに出会えて幸せ~!
築地、豊洲と目まぐるしい変化を続ける、東京の今を巡った2日間。時代とともに変わるもの、変わらないものが混在しているのも、この街の大きな魅力ですよね。やっぱり知れば知るほど東京って面白い!
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