【魅惑グルメ】新福菜館と末廣ラーメンが源流の激辛ラーメン / 羽釜で炊き上げる駅前ラーメン「すみたに」が絶品
京都でもっとも有名なラーメン屋のひとつが「新福菜館」である。その美味しさは説明するだけ野暮なので語らないが、そこから派生して秋田で有名になった「末廣ラーメン」に多大な影響を与え、どちらのラーメン屋もラーメン業界に必要不可欠な存在となっている。
・秋田市をメインに仙台市に分店があるだけ
そんな「末廣ラーメン」が、実は激辛ラーメン専門店「すみたに」(秋田県秋田市中通2-7-4)をオープンしていたのをご存じだろうか。2018年現在「末廣ラーメン」は多数の店舗展開をしており、東京都にも店舗があるほど広まっているが、この「すみたに」だけは秋田市をメインに仙台市に分店があるだけ。つまり2軒しかない。
・辛いラーメンばかりがメニューとして並んでいる
実際に店舗に行ってみた。店内に入ると食欲をそそらせる香辛料のスパイシーな薫りが漂っており、券売機に目をやれば、辛いラーメンばかりがメニューとして並んでいるのがわかる。ラーメンは辛さを選べるのだが、一部のラーメンマニアがもっとも美味しいと言っている「辛さ3」のラーメンを注文した。
・辛さが麺と具材から旨味を引き出す
丼は寸胴のなかで保温しており、鉄皿に丼をのせて麺とスープを投入。注文を受けてから炒める野菜炒めと肉を盛り付け、客が待つカウンターに出される。真っ赤に染まったスープに箸を投入すると、サルベージされたのは純白ともいえる細麺。ズズッとすすれば最後、その瞬間から辛さが麺と具材から旨味を引き出し、心地よい美味しさのハーモニーが訪れる。
・程よく辛味を吸収した旨味たっぷりミンチ肉
辛さは辛いためのものではなく、旨味を出すための存在。それを再確認させてくれるラーメンがここにはあるのだ。麺も旨いが、野菜炒めとミンチ状の肉がたまらなくクセになる美味しさ。シャキシャキしたもやし、程よく辛味を吸収した旨味たっぷりミンチ肉、美味しくないはずがない!
・生卵付き小飯を忘れてはならない
麺は完全に食べたとしても、具は少し残しておきたい。ここで生卵付き小飯(210円)を丼に投入。これがまた最高で、ご飯の甘味が辛さを引き立て、そこに旨味が流れ込むという究極の義気旨方程式が成り立つ! 具とライスを混ぜれば、それはもう、別の料理として成り立つくらいの美味しさ。
生卵はスープとかき混ぜても良いが、潰さずにスープが浸透したご飯と一緒に食べると濃厚な旨味が堪能できるのでオススメだ。この味、東京や京都、大阪、福岡などの都市部でも受け入れられる味だと断言したい。
もっと詳しく読む: 新福菜館と末廣ラーメンが源流の激辛ラーメン / 羽釜で炊き上げる駅前ラーメン「すみたに」が絶品(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2018/12/22/sumitani-suehiro-ramen/
<協力>
ミスタークドウ: TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場し、どちらも準優勝に輝く。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛とラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミングやレシピを考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版し、B級グルメ研究家として絶大な支持を得ている。また、昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をしている。
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