DJI、ドローンのカメラを手持ちジンバルカメラ化した「OSMO Pocket」を発表

ドローンの世界最大手 DJI がドローンのカメラを手持ちジンバルカメラ化した新製品「OSMO Pocket」を発表しました。
OSMO Pocket の価格は 44,900 円です。
OSMO Pocket は 3 軸機械式スタビライザーと小型カメラが一体となったデジタルカメラ製品です。
高さ 121.9mm、質量 116g と小型軽量ボディで携帯性に優れていながらも、スタビライザーによって映像は超安定しており、しかも、最大 4K@60fps(100Mbps)で撮影することができます。
カメラユニットは 1/2.3 型 CMOS の 1,200 万画素、80 度視野角の F2.0 レンズで構成されており、写真、動画、アクティブトラック(追尾撮影)、モーションラプス(カメラの向きを変えながらのタイムラプス撮影)、パノラマ撮影(ジンバルが自動的に回転する)も可能です。
OSMO Pocket は機械式スタビライザーだけでなく、デジタルスタビライザー機能も搭載しており、恐らくドローンよりも映像は安定していると思われます。
また、DJI ドローンに見られるスタビライザーで映像を水平を保ちながら撮影するフォローモードだけでなく、ユーザーの動きに合わせてアングルも変わる FPV モードや、事前に撮影パターンとカメラワークをプログラムすることでプロっぽい映像を撮影できる「ストーリーモード」といった興味深い機能も搭載しています。
さらに DJI は OSMO Pocket 用に新アプリ「DJI Mimo」も開発しています。
このアプリはスマホ用で、インストールするとカメラを操作したり設定を変更することができます。
アプリには強力な編集機能、音楽とフィルターも含まれており、アプリの操作でプロっぽく映像を作品を仕上がることができます。
イメージしやすいようにいえば OSMO Pocket はスマホ + 小型 OSMO Mobile が一体となった製品です。
OSMO Pocket の CMOS 画素ピッチは 1.55μm なので、映像の画質は一般のスマホカメラよりも多少は良いでしょう。
ただ、ISO 感度は静止画・動画共に 100 ~ 3,200 まで、録音オーディオのサンプリング周波数は 48Khz なので、デジタル一眼レフやハイエンドのビデオカメラ、業務用ビデオカメラに匹敵するほどの素材は作れないでしょうね。
それでも、このサイズで 4K@60fps 100Mbps の映像を撮影できることや、機械式 + デジタル式のスタビライザーによりフッテージは相当安定したものになるでしょうから、こうした部分は結構魅力だと思います。
GoPro をアクションカメラとしてではなく普段の撮影用カメラとして用いている方なら OSMO Pocket に乗り換えたくなるでしょうね。
そんな気がします。
Source : DJIAmazon.co.jp

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