散かりにくい!リビングの収納術【プロの技】
子供4人・夫の6人家族でも、整理整頓された美しいリビングを保っている収納スタイリスト・吉川永里子さん。「子供の勉強道具やおもちゃがリビングに散らかりっぱなし」という方必見の吉川流リビング収納術をご紹介しましょう!
吉川永里子
Room&me代表。収納スタイリスト、整理収納アドバイザー1級認定講師。夫と4人の子供とともに、都内の賃貸物件で暮らす。「片づけられない女」から一念発起。整理収納アドバイザーの資格を取得し、2008年より収納スタイリストとして活動を開始。以来、1万人以上に片づけをレクチャーし、笑顔に導いた。著書は、『なかなか捨てられない人のための 鬼速片づけ』(アスコム)など多数。
吉川永里子さんのHP
散らからない!吉川さんのリビング収納術
リビングは家族みんなの場所。子供用品、文房具、アルバム、各種書類など物であふれるうえ、各々が勝手にモノを動かすと、あっという間にゴチャゴチャに!
でも吉川さんの収納術を参考にすれば、「散らからないリビング」に一歩近づくはずですよ。
【リビング収納1】子供ごとにランドセルの場所をつくる
玄関やソファなどに放りっぱなしにされがちなランドセル。
「シェルフのここに収納して」という定位置をリビングにつくっておけば、子供も無理なく片づけてくれるのだとか!
左の引き出しは、吉川さん専用の文房具などがしまってあります。
「家族の誰かが勝手に持ち出して、違う場所に収納してしまうと物が行方不明になりがち。だから、家族のものを借りる際は許可を取らせています。貸し借りの関係になれば、子供の心のなかでも責任が生まれ、戻すようになりますよ!」(吉川さん)
【リビング収納2】子供用の収納スペースを設ける
4人の子供ごとに書類ケースを与えているのも、リビング収納のポイントだそう!
「この収納スペース内なら自分の好きに物をしまったり散らかしていいよ、と子供達に伝えています。そうすれば、リビングの共有スペースを散らかすことが少なくなるんです」(吉川さん)
【リビング収納3】思い出アルバムはいつでも見れる位置に
写真をクローゼットや引き出しの奥などに収納すると、見る機会は激減します。「それでは、写真を撮る意味がないと思うんです」と吉川さん。
写真はすぐL判にプリントし、リビングのミニアルバムへ。
これで、いつでも家族と思い出を語り合えますね。棚の中などにしまいこまず、リビングの目立つ場所に置けば、いつでも家族と思い出を語り合えるのだとか。家族の絆が深まること間違いなしです!
【リビング収納4】薬箱は上をカットして収納
薬が入った箱は上をカットし、引き出しに立てて収納します。
取り出しやすくなるのはもちろん、引き出し内での収まりもよく、ストック管理もラクちん!
【リビング収納5】学校の書類は「部長席」方式で仕分ける
子供が4人の吉川家では、学校や保育園から持ち帰るプリントだけでも膨大!
上段は、持ち帰った書類を子供が入れる場所。その書類を吉川さんが子供ごとにクリアファイルで仕分けして、下段に収納しています。整理整頓のフローができていれば、子供たちのプリントがごちゃごちゃに混ざる心配もなくなりそう!
会社の部長席などでよく見る「未処理」「処理」の棚と似ている合理的な方法ですね。
【リビング収納6】子供達の動線を意識して収納
玄関に近い、リビングに入ってすぐの壁面に子供用ヘルメットとお出かけバッグを収納。
「クローゼットに収納するときれいに片付きますが、動線が遠くなって、しまわなくなっちゃうんですよ。だから、子供たちが取り出し&しまいやすいこの場所に収納しました」(吉川さん)
また、定位置をつくってあげれば、「あれどこいったの?」という騒ぎもなくなるそうです。
いかがでしたか? 家族がのびのび快適にすごせるリビングを目指して、あなたもチャレンジしてみてくださいね。
撮影/菅井淳子
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