仕事のクオリティを左右する!新しいチームでリーダーから信頼を得る方法
こんにちは!まるっと空気を掴むMCの丸山久美子です。
私は、今までMCとして3,000社以上の企業と仕事をしてきました。
企業には、さまざまなチームが存在します。外注の私は、そのチームの一員として、ある日突然仲間入りしなければならないことが多いんです。仕事のクオリティを高めるためにも、スムーズにチームに溶け込み、良好なコミュニケーションを図る必要があります。
これが意外と難しいんですよね。
18歳からイベント業界で働き始めたのですが、当時、関わる人すべてが年上でした。どこへ行っても最年少だった私は、常に年上の大人たちの顔色を伺い、一生懸命まわりに合わせて動いていました。まったく理解できない内容の話しでも、理解しているフリをしたり、思ってもいない感想を口にしたりと、それが大人の組織で生きていく方法だと思っていたのです。
しかし、仕事を重ねていくうちに気がつきました。
大人に合わせた立ち居振る舞いを続けるうちに、かえって私の仕事のクオリティを低下させていたのです。
では、仕事のクオリティを上げるために必要なコミュニケーションとは、一体なんでしょうか。
今回はチームの要となるリーダーに対して、私が現場で実践しているコミュニケーションを紹介していきたいと思います。 丸山久美子(まるやま・くみこ)
まるっと空気を掴むMC、展示会専門接客アドバイザー、認知行動療法士
1982年、和歌山県生まれ。「人前で話せるようになりたい!」という憧れを叶えるべく、20歳で展示会プレゼンターとしてデビューするも、本番中に手が震えてマイクを落とすなど、さまざまな大失敗を繰り返す。「あがりを克服する方法」や「緊張をなくす方法」を模索するが、改善どころか逆にあがりに拍車がかかり、体調にまで悪影響が。しかし、憧れを捨てきれず、「あがり」や「緊張」と向き合い独自のメソッドを開発。再スタートを図る。以来、展示会やイベントへ3,000回以上出演し、リピート率90%を超える人気MCに成長。2015年から講師活動を開始。「人前で話せるようになりたい!」と願う全国の人々へ、「あり方とやり方」の両面から具体的なノウハウを提供している。
Twitter:Kumiko Maruyama(@maruyamakumiko)
まずは、チームリーダーへごあいさつ!
初対面では、まずリーダーを見つけ、こちらからあいさつにうかがいましょう。マナーとして心得ている方は多いかと思いますが、やはりチームの責任者であるリーダーにしっかりあいさつしておくだけで、チーム全体ともコミュニケーションは取りやすくなります。
しかし、「突然リーダーへあいさつをするのは緊張する…」という人も多いはず。私自身もとても緊張しいなので、気持ちはよくわかります!そんなときは、リーダーの前でもきちんとあいさつが出来るように準備時間を自分に与えてあげましょう。私の場合は、まずは近くにいる人からあいさつをしていきます。
「おはようございます」「今日からお世話になる丸山です」など簡単なあいさつで構いません。しっかり声を出す!笑顔で話す!と意識しながらあいさつすることで、緊張していてもきちんとあいさつできるようになります。
初めてのチームで、リーダーがわからなかった場合は、あいさつをしながら感じが良さそうな人を見つけ、「このチームのリーダーはどの方でしょうか…?」と必ず確認するようにしています。
以前、上座に座っている人がリーダーかと思ったら、1番下座の人だったなんてことがありました。確実にこの人がリーダーだ!と断定できる状況でなければ、あえて誰かに聞く習慣をつけましょう。勝手な勘でリーダーを決めて、もし間違っていたら気まずいものです。
チームリーダーとの距離の縮め方
みなさんは「リーダーと、仲良くなっておきたい」と思いますか?
リーダーになる人は、基本的に私たちより経験が豊富です。かつて私も、そんな仕事がデキる人を前にすると、ついつい自分もデキる人のように振る舞っていました。
例えば、話している内容を理解できていないのに、理解できているフリをしたり、不安な点があっても言わずに「大丈夫です」と答えたり…デキる人と仲良くなれるのは、デキる人だけだと勝手に決めつけていました。
しかし、現実は思った通りにはいきませんでした。理解できず、不安を解消しないまま仕事に臨んでもクオリティの高い仕事などできるはずがありません。ミスをすると、結果的に責任者であるリーダーに無駄な労力をかけてしまうことにも気が付きました。
リーダーと仲良くなるためには、むしろ等身大の自分を知ってもらい、助けてもらうことが大切なのです。
早い段階でわからないことを素直に聞いておく
私の場合、リーダーと接するコツとして「相談する」ことをおススメします。
理解できないことがあったら「〇〇の部分について教えてください」と相談する。不安な点があったら「△△について不安で…こういうときはどうしていますか?参考に教えてください」と相談する。些細な相談でも良いので、リーダーと出会ってから極力早い段階で行うようにしましょう。
とはいえ、出会って間もないリーダーへ相談するのは、勇気がいると思います。しかし、時間が経てば経つほど基本的なことが聞きにくくなるもの。あとから相談する方がもっと大変なんです。
先手必勝!仕事の仕方、時間の使い方、メンタル維持のコツなど、自分がまだまだだなぁと感じる部分をネタに相談してみてください。
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――大切なのは「自分を偽らず、コミュニケーションを図る」こと。
新しいチームに入ることで、なじむのに時間がかかったり、経験やスキルが通用するか不安になったりすることでしょう。そんな中では、特に立場が上の人や、目上の人とのコミュニケーションでは、自分を偽ってしまいがちです。
しかし、コミュニケーションのとり方を変えるだけで、相手からの信頼は劇的に変化します。
私も上記のように、仕事のクオリティが高まるコミュニケーションを心がけた結果、この10年間、ほぼすべての仕事で、仕事の再依頼をいただけるようになり、初めての現場でも過ごしやすくなりました。
ぜひ「自分はどうか?」チェックしてみてください。
【参考図書】『上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法』
著者:丸山久美子 出版社:同文舘出版
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