資産運用をスマホアプリで!?KDDIが若年層に向けイデコを開始!!

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10月24日、auでお馴染みのKDDI株式会社及びKDDIアセットマネジメント株式会社は、個人向け確定拠出年金サービスである「auのiDeCo(イデコ)」をスタートすることを発表した。若い世代を中心に関心が高い金融商品だけに、発表からほどない10月27~29日までに、GooglePlayファイナンス部門新着において継続して1位を獲得するなど、早くも注目を集めている。
若い世代に関心が高い……とは言ったが、正直なところ年金というとまだまだ実感がわかないという人も多いだろう。iDeCoについて簡単にざっくりと説明すれば、将来、公的な年金だけでは心もとないという人のための「金融商品」である。もともとは年金額の少ない自営業者などの為に開発された商品であるが、2017年1月の法改正で既に年金制度がある会社員も利用が可能となったのだ。
この確定拠出年金のメリットのひとつとして、運用益が非課税になるということがあり、これにより運用の範囲を幅広くすることも可能となった。もっとも、運用の目的が老後の資金を拠出するという意義からも、原則60歳までは引き出せない。また、あくまで金融商品であるので、必ずしも元金は保証されないという点にも留意が必要だ。
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発表会はKDDI株式会社ライフデザイン事業本部 金融・コマース本部 副本部長・臼井朋貴氏、KDDIアセットマネジメント株式会社・藤田隆氏のプレゼンテーションから始まり、その後、ファイナンシャルプランナー・飯村久美氏と藤田氏のトークセッションへと進んだ。人生100年時代に向けて、少子高齢化が加速する(2035年に高齢化率33%)ことや、単独世帯の増加、及び雇用の流動化などをスライドで説明、公的年金のみに頼った人生設計が危ぶまれる現状で、iDeCoのような確定拠出年金の重要性を適宜解説していった。

そのなかでも特に、ファイナンシャルプランナー・飯村氏もメリットとして強調していたのは、iDeCoによる節税効果である。例として、25歳会社員女性が毎月23,000円積み立てたと仮定して場合、60歳までの35年間で約186万円の節税+auポイント、約190,000ポイントが獲得できる計算になる。同様の計算で35歳自営業の場合、毎月68,000円積み立てで約563万円の節税+約400,000ポイントとなるという。あくまでも、運用上必要(運用利回り年1%で計算)な諸所の計算をした上であり、前述したように運用の可否は、あくまで自己の判断に基づくのは言うまでもない。
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さらに、「auのiDeCo(イデコ)」の特徴として、スマホキャリアメーカーという“特性”を活かしたことがあげられよう。それは、なにかと煩雑で、ともすれば管理がおざなりになりがちな年金管理が、アプリで容易に確認できるということである(契約時などは現法制上紙面作成が必要)。実際、会場にはT&T(タッチ&トライ)コーナーが設けられ、取材陣がスマホにタッチして経験する場面も見られた。
会見の際の質疑応答で記者からは、競合との差別化に関する質問も出たが、今後、金融庁の規制の緩和などがあればキャリア別に特徴を出したサービスが出来る可能性はあるだろう。また、確定拠出年金という意味からも、今後長く魅力的な商品を続けていく覚悟はあるのか?という問いには、臼井副本部長から、「しっかりと行っていく」という力強い言葉が聞かれた。
基本的には、iDeCoという商品が「年金」という性質から公的機関から様々な制約を受けているのは事実だ。しかし、こと若い層には遠く、実感することが難しかった年金を身近なスマホアプリで体験できるというのは、大きな試みである。

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