デヴィッド・ボウイの伝説的な夜【グラストンベリー・フェスティバル】、全21曲収録の完全版となって発売
デヴィッド・ボウイのキャリアの中でも最大のハイライト、2000年の【グラストンベリー・フェスティバル】での伝説的なパフォーマンスが、完全版のライブ作品『グラストンベリー 2000』として、2018年11月30日に発売される。
本作には、2000年6月25日に地上で最も有名なフェスティバルのヘッドライナーとして登場したデヴィッド・ボウイの伝説的パフォーマンスより、ボウイが披露した多くのヒット曲を含む全21曲が、最新マスタリングを施した音源と映像で収録されている。なお、このパフォーマンスは、以前30分に編集された映像がTV番組として放送されており、また「ヒーローズ」のライブ映像も、大きな話題を呼んだ大回顧展【David Bowie Is…】で上映されていたが、この夜のパフォーマンスが完全版として発表されるのは今回が初となる。
また、元々Time Out誌のために書かれたデヴィッド・ボウイによるダイアリーも掲載されており、彼独特の語り口で、ショウに向かう心境などが綴られている。さらに、アルバム『ヒーザン(原題:Heathen)』や『ザ・ネクスト・デイ(原題:The Next Day)』、そして『★(ブラックスター)(原題:★)』といったアルバムのアートワークを担当するジョナサン・バーンブルックによる新たなアートワークをフィーチャーしており、著名な作家でありボウイのファンでもあるキャトリン・モラン(The Times誌にこの夜のパフォーマンスのレビューを寄稿している)による原稿も掲載されている。また、パッケージには、アレキサンダー・マックイーンの、他に類を見ない3/4丈フロック・コートを見事に着こなしたボウイの写真が使われている。
なお、海外では2CD+DVD、3枚組LP、2枚組CD、そしてデジタル(ハイレゾ配信を含む)というフォーマットでのリリースとなる。日本盤の発売に関しては、後日詳細が明らかになる予定。
◎デヴィッド・ボウイによるダイアリーより
1990年当時から、俺は20世紀として残された時間を、大掛かりなグレイテスト・ヒッツ・ショウを行なう事なく耐え抜いてきたんだ。あぁ、わかってるよ、ここ最近のショウでも4、5曲くらいのヒット曲はやってきたけどね、でも、大部分の曲はしばらくプレイしてこなかったんだ。ビッグで、みんなに良く知られている曲は、今年のグラストンベリーに火をつけることになるだろうね。まぁ、もちろんちょっとした運命のいたずらもやるつもりだ。
◎エミリー・イーヴィス(グラストンベリーのオーガナイザー)コメント
「よく人に、“グラストンベリーの中で誰が最高だった?”と聴かれることがあるんですが、に浮かぶのはいつも、デヴィッド・ボウイの2000年のパフォーマンスです。あの巨大な観衆の目を一瞬にして釘づけにしたあのパフォーマンスには、とても魅せられました。ボウイはWorthy Farm(グラストンベリーの会場にもなっている場所)と深い関係があり、71年に初めてグラストンベリーに出演した時のことを話してくれました。農場にある家に宿泊したこととか、太陽が昇り始めた朝6時にパフォーマンスをしたこととか…。とにかく彼は完璧なヘッドライン・パフォーマンスを見せてくれたのです。とても特別で、とてもエモーショナルなショウでした。
◎マイケル・イーヴィス(エミリーの父親であり、フェスティバルの創立者)コメント
彼は間違いなく、世代を超えた偉大なるアーティスト3人のうちの1人だ。その3人とは、フランク・シナトラ、エルヴィス・プレスリー、そしてデヴィッド・ボウイさ。
◎リリース情報
ライブ作品『グラストンベリー 2000』
2018/11/30 RELEASE
<2CD+DVD>
<3LP>
<2CD>
【CD1】
– Introduction (Greensleeves) / イントロダクション
– Wild Is The Wind / 野性の息吹き
– China Girl / チャイナ・ガール
– Changes / チェンジズ
– Stay / ステイ
– Life On Mars? / 火星の生活
– Absolute Beginners / アブソリュート・ビギナーズ
– Ashes To Ashes / アッシュズ・トゥ・アッシュズ
– Rebel Rebel / 愛しき反抗
– Little Wonder / リトル・ワンダー
– Golden Years / ゴールデン・イヤーズ
【CD2】
– Fame / フェイム
– All The Young Dudes / すべての若き野郎ども
– The Man Who Sold The World / 世界を売った男
– Station To Station / ステイション・トゥ・ステイション
– Starman / スターマン
– Hallo Spaceboy / ハロー・スペースボーイ
– Under Pressure / アンダー・プレッシャー
– Ziggy Stardust / ジギー・スターダスト(屈折する星くず)
– “Heroes” / ヒーローズ
– Let’s Dance / レッツ・ダンス
– I’m Afraid Of Americans / アイム・アフレイド・オブ・アメリカンズ
【DVD】
CDと同内容のライヴ・パフォーマンス映像を収録
関連記事リンク(外部サイト)
デヴィッド・ボウイの遺作への起用で注目を集めたサックス奏者のダニー・マッキャスリンが新アルバムから3曲を公開
デヴィッド・ボウイ、ストーンズなどをプリントしたデヴィッド・ベイリーのエキシビジョンが開催
故デヴィッド・ボウイ、初デモ音源がパン入れから発見される
国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!
ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。