今さら聞けないビジネス用語――「コミット」とは?

今さら聞けないビジネス用語――「コミット」とは?

CMで使われだし、世間に爆発的に広まっていった「コミット」という言葉。この言葉よく聞くものの、いざ意味の説明を求められたら戸惑ってしまうという人も多いのではないでしょうか。今回は、ビジネスパーソンが知っておきたい言葉「コミット」について意味や使用シーンなどを解説していきます。

「コミット」とは?

コミットとは、英語の「Commitment(コミットメント)」を略した言葉です。コミットメントは「約束」「責任」「(真剣な)関わり」という意味です。つまり、「結果にコミットする」というフレーズの意味は、「結果を約束する」「結果に責任を持つ」というようなニュアンスとなります。

ちなみに、英語には「Commit(コミット)」という単語もあります。こちらはコミットメントの動詞。「委託する、引き受ける、約束する」という意味でCommitmentと意味合いはほぼ同じです。もしも英語で「〜することを約束する」と言いたい場合は、「commit oneself」で表現します。コミットの使い方としては、「部長のプロジェクトを成功させることをコミットします」「その企画へ積極的にコミットしていきます」などが代表的な例です。

また、コミットに関連する言葉として「フルコミット」という言葉があります。こちらは和製英語であり、英語として意味が通じないので注意が必要です。

コミットはどんなシーンでよく使われる?

コミットは、自分の決意表明や、相手に信頼されるようリーダーシップを表現したい場合に、使われることが多いでしょう。 今期は、売上において対昨期130%達成することをコミットします。

などといった形で使われます。

コミットという言葉を使うことで、強い意志を相手に感じてもらうことにつながります。この言葉を使うことに、強いプレッシャーを感じる人もいるかもしれませんが、ビジネスの世界においては「責任を持ってことに臨む」決意、意志は必要なものです。

コミットを上手に使いこなそう

「コミット」という言葉を使用するメリットは、やはり「固い決意や責任感、リーダーシップ」をしっかり示すことができるということでしょう。コミットを上手に使うと表現の幅が広がり、相手に自分のやる気や伝えたいことをうまく知らせることができるでしょう。

コミットは多くの日本人が知る知名度の高い言葉となった分、間違えた使い方は種々の誤解を生む結果となるかもしれません。正しい意味や使い方を理解して、ビジネスシーンに役立てていきましょう。 監修:リクナビNEXTジャーナル編集部

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