故マイケル・ジャクソン、60歳の誕生日を祝うイベント開催 ジャクソン・ファミリー/マーク・ロンソン/アッシャーら参加
故マイケル・ジャクソンの60歳の誕生日を祝うイベント、【マイケル・ジャクソン・ダイヤモンド・バースデー・セレブレーション】が2018年8月29日に開催され、彼の家族や友人、そして多数の招待客が米ラスベガスに集った。
パーティー会場は現在シルク・ド・ソレイユの『マイケル・ジャクソン・ワン』が開催中であるラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノで、出席者たちはまずこのロングラン・ステージ・スペクタクルを鑑賞後、ソニー・ミュージックが主催するアフター・パーティーでマーク・ロンソンによるDJセットやアッシャーのパフォーマンスなどを楽しんだ。
また、エリザベス・テイラーAIDS財団によりマイケルに授与された、人道的貢献を表彰する<2018エリザベス・テイラー・レガシー・アワード>を、彼の娘パリスと息子プリンスが父親の代理で受け取った。
パーティー前のレッド・カーペットではミュージシャンや俳優、スポーツ選手、映画やテレビ関係者など、数多くのセレブがマイケルへの思いを語った。また、出席した兄のマーロンとティトも、マイケルが存命ならパーティーをとても喜んだだろうと話した。「マイケルがここにいたら、きっと大はしゃぎだっただろうね、彼は壮麗な式典が大好きだったから。彼はラスベガスも大好きだった。自分の誕生日も大好きだった」とマーロンはコメントしている。ティトは、「(マイケルは)世界にとって重要な存在だった。彼のレガシーを祝い、彼をしのぶことはとても大事だと思う。弟としても特にね。彼はたくさんの素晴らしいメッセージ、そして多くの愛を人々に与え、今も子どもたちを通じてそれを続けている」と語った。
ジャクソン5のメンバーだったマーロンとティトは、ドレイクの『スコーピオン』に収録されている、マイケルの未発表曲をベースに作られている「ドント・マター・トゥ・ミー」についてドレイクと話していないそうだが、コンセプトはとても良いと思うとコメントした。マーロンは、「ドレイクとマイケルが一緒になっているのはファンタスティックだ」と語っている。
アフター・パーティーの会場となったデイライト・ビーチ・クラブでは、エリザベス・テイラーの孫でエリザベス・テイラーAIDS財団のオフィサー&アンバサダーであるクイン・ティヴィ(Quinn Tivey)が、祖母とマイケルの世代を超えた友情について語った。「祖母はマイケルとの友情をとても大切にしていたし、HIVとエイズとの戦いへの彼のサポートも大切にしていた。HIVとエイズは今も世界中で3,700万人もの人々に影響を及ぼす疫病だ。エリザベス・テイラーAIDS財団の設立にはマイケルの寛大さが大きく関わっている。祖母の(マイケルの自宅だった)ネバーランド・ランチでの結婚式の写真を100万ドル(約1.1億円)でピープル誌に売る許可をくれたからだ」と彼は回想している。財団では現在もテイラーのビジョンに従い、エイズ撲滅に貢献した個人を表彰している。
ダイアナ・ロスの息子、エヴァン・ロスから賞を受け取ったパリスは、「(マイケルは)模範を示して指導するタイプだった。彼はそうやって人道支援を行っていたから私たちもそうしている。彼に誇りに思ってほしいから」と語った。プリンスは、「彼は普通の人よりもはるかに多くの人に影響を与えることができた。僕は1日に1回誰かを助けることを目標にしている。悩みを聞いてあげるとか。それが全くの他人だったとしてもね、他人に話す方が楽な時だってあるから。大切な人に笑顔になってもらうとか。途方もない労力を使うことなく自分の周りの地域のためにできることはいっぱいある」と話した。
マイケル・ジャクソンのエステート(管理財団)はエリザベス・テイラーAIDS財団と協力し、南マラウィに医療を提供する活動を行う。「愛という姿勢よ」とパリスは語っている。
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