奈良美智の写真展が開催、約5年間のまなざしを200点の写真で

奈良美智 「TAIWAN」、2016年、ピグメントプリント © Yoshitomo Nara / Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

奈良美智の個展「Sixteen springs and sixteen summers gone―Take your time, it won’t be long now」が、東京・六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて開催中。会期は、8月10日（金）まで。

作家を志す以前の10代の頃から写真を撮りためてきた奈良美智。作品としての発表を前提とせず、見過ごされてしまうような風景や生命の価値を心に留めるように写真に収めることが、自身の感性を記録し鍛錬する行為であったという。

フィルムからデジタル、そしてiPhoneへ、折々の自身にとって最も身近なカメラで直感的に撮影された被写体は、各々が常に等価に扱われ、無意識のうちに繋がり合い、独特の世界観を提示している。

本展では、2014年から約5年間にわたって撮影された写真の中から、約200点を展示。開催にあわせて、展覧会カタログ『days 2014-2018: Sixteen springs and sixteen summers gone―Take your time, it won’t be long now』も刊行し、カタログには高橋しげみによるテキストも収録される。

奈良美智「Sixteen springs and sixteen summers gone―Take your time, it won’t be long now」
2018年7月7日（土）～8月10日（金）
会場：東京都　六本木 タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
時間：11:00～19:00
休廊日：日曜、月曜、祝日