子どもの知的好奇心を伸ばしたい!知育は何から始めればいい?年齢別に解説
知能の発育をうながす「知育」の始め方
赤ちゃんが生まれたら、親は様々なおもちゃを我が子に与えたいと思います。特に乳児期の子どもには「知育」を意識して知能の発育を助けるおもちゃを与えたい人は多いのではないでしょうか。
近年、「知育玩具」と呼ばれるおもちゃを商業施設や大型書店などで多く目にしますね。何となく頭が良くなりそうで、つい親は子どもに買い与えたくなります。でも実際のところ「知育」ってどのように始めたらいいのでしょう?知育玩具はどのタイミングで与えればいいのでしょうか?
知育ってどんな教育?
知育とは、知的能力を育て、物事に取り組む際の知恵を養うことを目的とした教育のことです。知育によって鍛錬される「考える力」は生きる力の原点です。これは成長段階の幼児期から脳に数多くの刺激を与えることによって養われます。また、子どもが就学した時の学習能力にも大きな影響を及ぼします。
また、知育には様々な方法があり、お子さんの発育過程や年齢によってその効果は大きく違ってきます。お子さんの発育状況や年齢に合わせて上手く取り入れていきたいですね。
年齢別知育と与える玩具のポイント
0歳~1歳→色彩豊かなもの、音が出るもの、ゆっくり動くおもちゃなど
見るもの、聞くもの、触るものすべてが初めてのこの時期には目・耳・手に様々な刺激を与えてあげましょう。乳児期からの絵本の読み聞かせも、想像力や言語力、情操豊かな心を育てます。色彩豊かなもの、音が出るもの、ゆっくり動くおもちゃを与えるのがポイント。布絵本なども良いですね。6か月ごろから何でも口に入れるようになるのでおもちゃの大きさには注意しましょう。
2歳~3歳→工作系の知育玩具、積み木など
この頃になると、好奇心が旺盛になり個人差はありますがたくさんお話もしてくれます。この年齢では指先を使った細かい遊びを取り入れ、集中力を養ってあげましょう。
お母さんとお料理をする、簡単な家事の手伝いをしてもらうなど生活そのものを遊びに繋げていくと良いですね。この頃の子どもは工作系の知育玩具やパズル性の高い積み木など工夫して遊ぶ玩具も扱えるようになるので、創造力を鍛えていくような知育玩具がおすすめです。
4歳~5歳→アイデアや発想を活かせる玩具
創造性が育ち、三角や四角など様々な形を使いこなして抽象的な表現ができるようになります。遊ぶ順番や完成させる手順などを一緒に教えて記憶力にも刺激を与えましょう。
また、人とのコミュニケーションが取れるようになってくるため、ごっこ遊びから人間関係を学んでいく時期でもあります。自分で考えたり工夫したりができるようになるため、使い方の定められた知育玩具だけでなく、アイデアと発想で使える玩具を与えると良いですね。
知育玩具を選ぶ際には対象年齢に注意
対象年齢の表記を意識しましょう。対象年齢に満たない子どもが使用してしまうと子どもが楽しく遊べないだけでなく、怪我にもつながる可能性があるので注意が必要です。
ただし、子どもの成長には個性があるため、お子さんの成長に合わせたものを選ぶのがベストです。
子ども向け知育アプリも使い方次第で楽しい玩具に
最近ではスマホで気軽にダウンロードできる知育アプリも多く出ています。外出先で、乗りものに乗っている時やレストランの待ち時間などに、おとなしく遊んでくれると大変助かりますね。
知育アプリは絵が可愛く、ルールが単純で操作も簡単なのでお子さんのお気に入りのアプリを見つけてダウンロードしておくといざという時に役立ちます。ただし、アプリは依存性が高いのでお子さんと一緒にルールを決めるなどの配慮が必要です。
大切なのは自分のお子さんに合った知育方法を選らんであげることです。そうすればお子さんの知的好奇心はどんどん成長し、知恵のあるお子さんに育っていきますよ!
(渋谷 亜佐子/家庭教育コンサルタント、マナー講師)
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