心理学研究者が明かす、成功を近づけるメンタルを手に入れるための5つのスキル

心理学研究者が明かす、成功を近づけるメンタルを手に入れるための5つのスキル

仕事で成功をするために、いろいろ手を尽くしているのになかなか思い通りに上手くいかない…と悩んでいる人は多いだろう。

成功するためには、職場で「幸福感」を見つけたり、作り出したりすることが大事だ。

そうすると、知性が高まり、創造性や活力が増し、ビジネスや学習などあらゆる結果が向上する。幸福感がアップすると、成功にグッと近づくことができる。

幸福になって成功するには、それらを可能だと思わせる「ポジティブ」な感情が必要だ。

しかし、物事がうまくいかないときの方がはるかに多いし、そんな中でポジティブになるのは難しい。もともとネガティブな人もいるだろう。どうすればポジティブな感情を引き出すことができるのだろうか。

そこで取り上げたいのが、『成功が約束される選択の法則』(ショーン・エイカー著、高橋由紀子訳、徳間書店刊)だ。

本書はハーバード大学の人気講師であり、ポジティブ心理学研究の第一人者の著者が、現実認識をポジティブなものに変化させ、成功と幸福のレベルを上げるシンプルな5つのスキルを紹介している。その一部をご紹介していこう。

■ポジティブなメンタルを自分に身に付かせるための5つのスキルとは?

つらい状況に直面している状況において、人によっては「これを乗り越えれば幸せになれる」と思うし、その一方で「乗り越えるのは不可能だ」と考えてしまう人もいる。たとえば、金融会社でボーナスが出なかったとき、さらにやる気を出して頑張るリーダーがいる一方で、すっかり気力を失ってしまうリーダーもいる。

著者は、同じ状況下において前向きな人と希望を失う人の差が生まれる理由について、彼らが「異なる現実」を生きているからであると指摘する。

どんな障害があっても「幸福や成功が可能な現実」に生きている人がいる一方で、「それらが不可能な現実」に生きている人もいる。そして、不可能だと思い込んでいる人は、幸福になって成功を勝ち取ることができないのである。

ポジティブな変化を生み出すには、「現実」を根本から変化させる方法を理解する必要があるのだ。

ボーナスが出ない、給料が上がらないなど、人生には一定の客観的事実というものがあり、それらは受け入れなければならないものだろう。しかし、その客観的事実をどのように捉えるかは、本人が選ぶことができる。ネガティブと受け取るのも、ポジティブと考えるのも、自分次第ということなのだ。

そして、今、自分が抱えている現実に対する認識をポジティブなものに変化させて、成功と幸福のレベルを上げるためのスキルが以下の5つだと著者は述べる。

スキル1:最も価値のある現実を選択する

 いくつもの現実からポジティブな成長につながるものを選び出す。

スキル2、メンタルマップをつくる

 成功への道筋を描く。

スキル3、一番力が出るスポットを見つける

 成功促進要素を利用する。

スキル4.ノイズを消去する

 ネガティブなノイズを消去して、ポジティブなシグナルを大きくする。

スキル5.ポジティブな視点の植えつけ

 ポジティブな現実を他の人にも広める。

たとえば、スキル1では、成功につながるポジティブ能力を高めることが重要だ。そのためには、ストレスを利用したり、視点を増やしたり、多様な意見を求めること、自分には変える力があるのだということを思い出すことが大切であるという。

この「5つのスキル」をマスターすることで、生活でも仕事でもあらゆる場面で変化が起こるという。生産性が高まり、よりクリエイティブに考えることができるようになるため、良い結果を生み出しやすくなるのだ。

困難な状況になったときに、どう考えるかが成功への分かれ道。ポジティブに考えることができるか。それともネガティブに考えてしまうか。現実をどう認識するかは自分自身。ポジティブに認識できる術を身につければ、成功と幸福もおのずと付いてくるはずだ。

(新刊JP編集部)

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