洗濯スキルアップ!漂白剤の使い方|NGな使い方
いつもの洗濯をより効果的にする、漂白剤の正しい使い方をご紹介。漂白剤の種類による違いから普段の洗濯での使い方、ガンコな汚れの落とし方まで、漂白剤のイロハをご紹介します。
目次
漂白剤の使い方
漂白剤を使うときの注意点
漂白剤の使い方
ここでは、漂白剤の基本的な使い方について解説していきます。
漂白剤の効果を理解して、適切な種類の漂白剤を使用するようにしましょう。
一番手軽に使えるのは?漂白剤の種類
漂白剤には汚れやシミを落としたり、洗濯物のニオイを取る効果があります。
しかしひとくちに漂白剤と言っても、実際には様々な種類があります。
まずは漂白剤の種類ごとの特徴を、簡単に抑えておきましょう。
酸素系漂白剤(液体タイプ)
漂白力が極端に高くないため、もっとも扱いやすい漂白剤です。
あらかじめ洗濯物の汚れに直接塗布したり、商品によってはシルクに使用できるものも。
色柄物にも使うことができるので、軽いシミに対して使うのであれば、こうした液体タイプの酸素系漂白剤が一番お手軽です。
酸素系漂白剤(粉末タイプ)
液体タイプよりも漂白力が高く、洗剤と併用しなくても十分な効果があります。
つけおきで特に効果を発揮しますが、シルクやウールなど一部の素材には使用できません。
またつけおき時間が長いと色落ちする可能性があるため、色柄物への使用には注意が必要です。
塩素系漂白剤
漂白力が非常に強いのが特徴で、色柄物に使うと色落ちを起こしてしまうので、洗濯では白物への使用に限定されます。
漂白剤の正しい使い方
© PIXTA酸素系漂白剤は色柄物にも使用できますが、念のため色落ちしないかどうか、事前に確認しておいてくださいね。
服の目立たない部分に少量の漂白剤をつけてみて、色落ちチェックするのもいいでしょう。
【用意するもの】
衣類用洗剤・・・適量
酸素系漂白剤・・・適量
【漂白剤の正しい使い方】
まずは洗濯機に洗濯物を入れて、洗濯機をスタートさせます。
洗剤と漂白剤を指定の投入口に入れます。漂白剤用の投入口がない場合は、洗剤と同じ投入口に入れておきましょう。分量はそれぞれお使いの洗剤・漂白剤の表記に従ってください。
洗濯が終わったら、速やかに洗濯物を取り出して干せば、漂白剤を使った洗濯は完了です。
基本的な使い方はたったこれだけです。
漂白剤の除菌効果でニオイも防ぐことができますが、雑菌が繁殖しないよう脱水後はすぐに干すようにしましょう。
また気になる部分的な汚れだけを漂白したい場合は、汚れの部位に直接漂白剤を塗り込んだあと、いつもどおりの洗濯を行いましょう。
漂白剤をつけおき洗いで使う場合
シミや黒ずみ、黄ばみなどのガンコな汚れを落とすなら、酸素系漂白剤を使ったつけおき洗いが効果的です。
【用意するもの】
酸素系漂白剤・・・適量
お湯(40度前後)・・・適量
洗濯おけ
【漂白剤を使ったつけおき洗いの方法】
洗濯おけに40度前後のお湯を張り、酸素系漂白剤を溶かし込みます。
洗濯物を沈めて、30分程度つけおきにします。
時間が経ったら洗濯物を取り出し、そのまま他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れて、いつもどおり洗濯を行います。
ただし長時間のつけおきは繊維を傷めてしまうほか、色柄物の場合は色落ちしてしまう可能性があるので注意しましょう。
漂白剤を使うときの注意点
© PIXTAここでは、漂白剤の使い方で注意する点について解説していきます。
効果が高いぶん、使い方を間違えると危険なアイテムなので、注意事項を守って安全に使用しましょう。
【注意1】換気やマスクなどの準備
塩素系漂白剤は強力なアルカリ性を持っているため、手荒れを防ぐためのゴム手袋の着用が必須。
使用中は必ず換気を行い、また直接吸引しないよう、合わせてマスクも着用するようにしましょう。
【注意2】混ぜて使用しない
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤を混ぜて使用することは、絶対にやってはいけません。
有毒な塩素ガスが発生するため、極めて危険です。
浴室など狭い空間では死亡事故の例すらあり、混ぜる意図がなくとも排水管に残った漂白剤の成分が混ざり合ってしまうケースもあります。
こうした事故を防ぐためにも、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤は使用場所や置き場所を明確に分けておくようにしましょう。
漂白剤の使い方はいかがでしたか?
使用上の注意事項を守って、効果的に使用するようにしてくださいね。
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