約3割がニュースやブログで“衝動買い”を経験 ビルコム調査

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ウェブニュースやブログの記事を読んで衝動買いをしたことがある人は28.6%――ビルコムは、全国の20代以上の男女1030名を対象に、
6月19日~22日にかけてネット上で行った『インターネット上の購買行動』調査の結果を発表しました。同調査によると、回答者の9割以上は「テレビや新聞、雑誌の記事で取り上げられたモノをネットで検索」したことがあり、「買い物前にネットで情報収集や比較検討」をしたことがあるそうです。もはや、ネットは買い物に不可欠なツールとして定着していることがうかがえます。

買い物前に「ネットで情報収集や比較検討をしたことがある」と回答した人たちが情報を集めた商品カテゴリーは、1位が「家電」、2位が「旅行、ホテル」、3位と4位に「食品、飲料」「書籍」がランクインしています。

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サイトでの情報収集に使われているサイトは「クチコミサイト」75.8%、「企業のホームページ」72.3%、「ウェブニュースの記事」46.3%、となっており、消費者による生の意見と企業ウェブサイトによる正確な商品情報を確めながら、購買を決めているようです。

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「ウェブニュースやブログ、SNSの日記を読んでモノが欲しくなった理由は?」という質問に対しては、「クチコミの評判がいい(72.2%)」「情報量が多くわかりやすかったから(50.7%)」という回答がダントツで多く、「知人・友人がおすすめしていたから(17.2%)」や「著名人がおすすめしていたから(8.8%)」を大きく上回る結果になっています。買い物をするときには、身近な人の一つの意見よりも不特定多数による賛否両論をチェックしておきたいということでしょうか。

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ちなみに、回答者のウェブニュースやブログ、SNSの1日の閲覧時間は、「0~10分」が23.1%、「11分~30分」が28.7%、「31~60分」が26.2%以上、「61~120分」が13.4%以上、「121分以上」が8.5%と、30分以上閲覧している人が42.1%にのぼりました。これらのメディアの利用時間の長さは、消費者の意識に強い影響力を持っていることを裏付けているようです。

また、「ブログ・SNSなどで、商品・サービスに関する情報を書いたことがある」人は28.2%で、ブログなどを書く際に参考にする情報源は「自身の使用体験(70%)」「ニュース(47.6%)」「企業のホームページ(45.5%)」の順でした。このような事情を背景にして、企業マーケティングにおけるニュースサイトやSNS、ブログの活用事例も本格的に目立つようになりそうですね(すべての図表を見る)。
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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