みんなはケータイで何してる? モバイル・パソコンのネット利用調査 ネットエイジア

ネットエイジアは、モバイルとパソコンのネット利用に関する調査を実施。モバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)により、10~30代の合計1272名から回答を得た結果を発表した。調査によると「モバイルでネットをする時間」は増える傾向にあるのに対し、「テレビを見る」「雑誌を読む」そして「テレビゲームをする時間」はあきらかに減少する傾向が見られている。特に「テレビゲームをする時間」の減少は最も大きく、ユーザーのメディア利用がモバイル機器へと移行していることがわかる(すべての図表付き記事はこちら)。


ここ一年間で「モバイルでネット」「パソコンでネット」「テレビの視聴」「テレビゲーム」に費やす時間の増減について、それぞれ単一回答形式で質問したところ、「テレビゲーム」では「増えた」が11.3%であるのに対し「減った」は38.1%となり、テレビゲームをする時間が減少していることがわかった。これに対して、モバイルでネットをする時間は「増えた」が46.1%で「減った」は7.3%で、「増えた」が「減った」を38.8ポイントも上回っている。


また、よく利用するサイトのジャンルについて複数回答形式で質問したところ、モバイルユーザーの回答では「ニュース・天気予報」67.5%、「着メロ・着うた・着うたフル」57.9%、「検索サイト(google、Yahoo!など)」が48.8%となった。一方、パソコンユーザーの回答は「検索サイト」63.4%、「ニュース・天気予報」52.2%、「ネットショッピング・オークション」35.5%と続き、モバイル・パソコンともに「ニュース・天気予報」が上位にあがった。

モバイルユーザーがパソコンユーザーよりも利用するサイトでは、「交通情報」「ゲーム」「SNS」などもあがっている。この点について、ネットエイジアが6月3日に発表した「モバイル4大メジャーメディア」の結果を見てみよう。こちらは、『Yahoo!モバイル』『mixiモバイル』『GREE』『モバゲータウン』について、10~50代のモバイルユーザー1100人の1週間単位のアクセス動向を1月中旬より4月中旬まで継続調査(計11回)しているものだ。


この調査によると1週間に「アクセスしたことのあるサイト」では、『Yahoo!モバイル』がトップであるにもかかわらず、それぞれのサイトへの「アクセス回数」や「サイト滞在時間」「楽しさ」などの項目では『モバゲータウン』『GREE』『mixiモバイル』が『Yahoo!モバイル』を上回っている(※グラフは3月29日~4月4日の1週間のもの。表を見ると「いずれもアクセスしていない」と応えた回答者の30~40%いる)。


しかし「生活の中で重要なサイト」「生活に役に立つサイト」だと感じているのは『Yahoo!モバイル』『mixiモバイル』が選ばれており、『GREE』『モバゲータウン』を引き離した。「半年後もこのサイトは利用し続けていると思うか」という質問に対しては、平均してトップは『Yahoo!モバイル』『mixiモバイル』で、次いで『モバゲータウン』『GREE』となっており、特に『GREE』は下降傾向にある。「楽しい」けれども「役に立つ」とは感じていないサイトは、「ずっと続けて利用するかどうかはわからない」というモバイルユーザーの本音がちらりと見えるようだ(このニュースの元記事はこちら)。
 
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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